侍ジャパン　3月の強化試合メンバーに関大・金丸をリストアップ　今秋のドラ1位候補

2024年01月22日 05:00

野球

侍ジャパン　3月の強化試合メンバーに関大・金丸をリストアップ　今秋のドラ1位候補 — 関大・金丸

　侍ジャパンが3月6、7日に行う欧州代表との強化試合（京セラドーム）メンバーに、今秋のドラフト1位候補で最速153キロ左腕の関大・金丸夢斗投手（3年）をリストアップしていることが21日、分かった。23日のスタッフ会議を経て正式に選出されれば、プロアマの垣根を越えた若手底上げにつながる。

　関西学生野球リーグ18連勝中の金丸は昨秋6登板で6勝、2完封を含む4完投を記録。3年間通算で奪三振率11.73を誇る。元阪神コーチで藤川球児氏を育てた関大アドバイザリースタッフ・山口高志氏から指導された「火の玉ストレート」が武器の本格派。すでに阪神、広島などが今秋のドラフト1位候補としてリストアップしている逸材だ。

　26年WBC、28年ロサンゼルス五輪の礎づくりに力を入れている井端監督は「若い選手がどんどん出てくることが、日本が強く、長く勝ち続けるためには必要」と語っている。昨年12月、金丸も参加した松山市での大学代表候補合宿も視察し「いい投手が多い」と話していた。

　3月の強化試合は、今秋ドラフトの超目玉である左打ちの遊撃手、明大・宗山塁内野手（3年）も代表候補。投打の1位候補が招集されれば、12年の侍ジャパン常設後、ドラフト指名前の大学生が初めてトップチームに名を連ねることになる。

　◇金丸　夢斗（かねまる・ゆめと）2003年（平15）2月1日生まれ、神戸市出身の20歳。広陵小1年から野球を始め投手や一塁手。広陵中では軟式野球部に所属。神港橘では1年秋からベンチ入り。2年秋からエースとなり、3年夏の独自大会で8強入り。関大では1年秋からリーグ戦に登板した。50メートル走6秒5、遠投110メートル。1メートル77、77キロ。左投げ左打ち。