江川卓との勝負に向かう掛布雅之に安藤統男監督がかけた言葉とは?「あれはそれを生きがいでやってる」

2024年02月07日 16:53

野球

江川卓との勝負に向かう掛布雅之に安藤統男監督がかけた言葉とは?「あれはそれを生きがいでやってる」
掛布雅之と江川卓はプロ野球史に残る名勝負を何度も演じた Photo By スポニチ
 元阪神監督の安藤統男氏(84)が高橋慶彦氏のYouTube「よしひこチャンネル」に出演。昭和の名勝負と謳(うた)われる「掛布雅之対江川卓」の舞台裏を明かした。
 巨人・江川との対戦を前にして、阪神のチームミーティングでは「あの高めのストレートは打たないように」と徹底した。

 手元でぐいっと伸びてくる江川の高めの直球は球威もあり、並のスイングでは当たりもしない。

 チームとしてそこを捨てるのは当然だった。

 ところが安藤氏はミーティング後、掛布だけを呼び出して言ったという。

 「カケちょっと来い!お前はいいからな。打ってもいいからな」

 安藤氏は「あれはそれ(江川の高め直球)を打つのを生きがいにやっている。生きがいでやっているやつに俺らがやらせないっていうのはいけない」と当時を振り返った。

 勝敗を度外視し、プロ野球にロマンを求めた。

 安藤氏は「僕は選手の好きなようにやらせた」と懐かしんだ。

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