日本ハム・野村 「硬いバットにした意図が」詰まった1号 「右手の押し込み」感覚UPでフェンス越え

2024年02月08日 06:00

野球

日本ハム・野村 「硬いバットにした意図が」詰まった1号 「右手の押し込み」感覚UPでフェンス越え
紅白戦の2回、先制ソロを放った野村(右)を出迎える新庄監督(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【日本ハム紅白戦   白組1―1紅組 ( 2024年2月7日    名護 )】 今季1号の手応えについて問われた日本ハム・野村は「芯詰まり」と表現した。ほぼ芯で捉えながら、右手に少しだけ打った感触が残ったという。今季からバットを変更した野村にとって、この感覚こそが求めていたものだった。
 「しっかりと押し込めて凄いいい感覚でしたし、硬いバットにした意図が出ている。飛ぶ感じの詰まり方」

 白組の「6番・三塁」で出場。納得の一発は2回2死で放った。北浦の内角寄りの143キロ直球に反応し、両腕を畳み左中間芝生席へ。今キャンプ3度目の紅白戦で3試合連続安打をマークした。

 昨季は操作性を求めて重心が真ん中寄りのバットを使用。だが「去年は成績を含めていいものが出なかった」と今キャンプから21、22年に使用していた重心が先端に近く、遠心力がつきやすいバットに戻し、素材も同じメープルだが昨年より硬くした。狙いについては「押し込む感覚、球に負けない感覚が持てる」と説明する。軟らかい素材に比べて打った感触が残りやすい硬い素材で遠くに飛ばすために必要な「右手の押し込み」を感じられるようになり、パワーも打力もアップ。多少詰まってもフェンスを越えた。

 新庄監督は「パワーが付いたんでしょうね。いいアピールをしてくれた」と評価した。正三塁手候補だった清宮はキャンプイン前に左足首の捻挫で離脱。三塁のレギュラーは白紙とされている。「三塁を守ってきたのは僕。成績を出して証明したい」と野村。あまり感情を表に出さない男が言葉に力を込めた。(田中 健人)

おすすめテーマ

2024年02月08日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム