「DeNA、記者が予想する24年開幕オーダーの過去と現実」

2024年02月08日 08:00

野球

「DeNA、記者が予想する24年開幕オーダーの過去と現実」
昨季は開幕前の故障に泣いたDeNAの蝦名達夫 Photo By スポニチ
 記者はDeNA担当4年目に入った。恐らく担当期間中、記者陣の中では最も多くDeNAの試合をライブで見ている。もちろん、その期間に試合だけではなく、多くの練習も見届けてきた。
 その記者が2年前に期待していた24年開幕オーダーと、現時点での現実的な開幕オーダーを比較してみたい。

 【22年終了時】
 (1)左・蝦名
 (2)遊・森 
 (3)一・佐野
 (4)二・牧
 (5)三・宮崎
 (6)右・オースティン
 (7)中・桑原
 (8)捕・山本
 (9)投手
 
 【現時点】
 (1)中・桑原
 (2)右・関根
 (3)左・佐野
 (4)二・牧
 (5)三・宮崎
 (6)一・オースティン
 (7)遊・林
 (8)捕・山本
 (9)投手

 両者ともに(3)~(6)の顔ぶれは同じ。だが(1)(2)番はガラッと違う。1メートル85、88キロながら機動力も備える蝦名は、出場機会を増やして能力をフル活用するため、「三塁」の守備にも挑んできた。それだけ首脳陣も「使いたい」選手のはずだ。

 当時は蝦名の将来に対する期待値が大きく、桑原が下位で存在感を示してくれれば、と考えた。

 だが、蝦名は昨季開幕前に肉離れを発症するなど、故障に泣くことが多い。1年通して能力を発揮する蝦名を見てみたいが、現実は違う。

 オースティンにも同じことが言える。今キャンプでは、ランチ特打を続けているが、守備の送球については様子見。蝦名と異なるのは、高給取りという点。「働いてもらわないと困る」存在だ。

 1年通じてオースティンが稼働すれば、3番から6番までは12球団でも随一の強力な中軸となるが、実は記者はオースティンの「肩完治」をそこまで信頼しておらず、「スーパーユーティリティー」の知野に、心の中で「準備しておこうぜ」と呼びかけている。

 今季のチームスローガンは「横浜進化」。とはいえ、三浦監督就任4年目で、記者は内心「横浜集大成」の年にならないといけないと考えている。

 年間通して活躍する姿を見てみたいと思うプレーヤーが、DeNAには多い。2024年。番長を胴上げするため、ナインには何とか能力を発揮し続けてもらいたい。(記者コラム・大木 穂高)  

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