阪神・大山 引っ張り男が新境地! 逆方向弾で打点量産だ「センターから右というのも自分のテーマにある」

2024年02月08日 05:15

野球

阪神・大山 引っ張り男が新境地! 逆方向弾で打点量産だ「センターから右というのも自分のテーマにある」
ランチ特打で右方向へ大きな当たりを放つ阪神・大山(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 逆方向アーチ量産の予感だ。野口とともにランチ特打に臨んだ阪神・大山は100スイングで柵越えは9本。かねて「練習の本塁打はどうでもいい」と話す主砲だが、そのうち右翼方向への柵越えは4本を数え、意識の高さがうかがえた。
 「センターから右(方向への打球)というのも自分のテーマにはある」

 不動の4番は打撃で掲げるテーマも徹底している。2年目の野口が柵越えを連発して観客の拍手をさらっても、チェックポイントを確認しながら冷静にバットを振っていた。左翼方向に引っ張れば本塁打になるようなボールに対しても、この日は右翼方向へ運ぶ場面が多く見られた。

 「コースをどこで捉えられたか、というところを確認したい。それを踏まえた上で(右中間方向で)柵越えをしてくれればありがたい」

 実は右翼方向へのアーチが直近2年間でわずか1本ずつしかなく年々減少傾向にある。それだけに持ち前の引っ張りに加え、右翼方向への打球も増えれば確実に打撃の幅も広がる。また、本塁打の出やすい東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアムでの打点量産も可能となる。さらに岡田監督が最も求める「勝利打点」にもつながる。

 「相手のピッチャーに嫌がられるようなバッターになりたい。まだまだやるべきことがある。今季は優勝しか考えていないですし、去年は優勝してファンが喜んでくれたので、もっと喜んでもらえるように」

 現状には満足していない。今年でプロ8年目。連覇へのけん引を誓う虎の4番は成長を止めない。(石崎 祥平)

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