オリ・平野佳 円熟の守護神が初ブルペン NPB通算250Sへ「絶対にいかないといけない数字」

2024年02月08日 07:00

野球

オリ・平野佳 円熟の守護神が初ブルペン NPB通算250Sへ「絶対にいかないといけない数字」
初ブルペンのオリックス・平野佳 (撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 オリックス・平野佳寿投手(39)が7日、宮崎キャンプで初めてブルペン入りし、捕手を座らせて30球を投じた。
 山下と山岡に両脇を挟まれ、隣で山下が最速152キロの直球を投げ込む中、「130もいってないぐらい」と受けた杉本ブルペン捕手が証言するほどの“遅球”を、淡々と投げ込み続けた。シーズン中の試合前も同様だという。それでも昨季最速が150キロの右腕は「めっちゃ(力)入れました。僕、そういう風に見られるんですよ。自分でも映像見たら、全然力感ないなと思いますけど」と全く意に介さない。

 今春初のブルペン投球を振り返り「入りとしては、ここ数年で一番よかった。ある程度自主性で任せてもらっているところもあるから、しっかり開幕間に合わせるように仕上げていきたい」と力を込めた。昨季は日米通算250セーブを達成し、NPB通算250セーブにもあと8。達成すれば05年佐々木主浩(横浜)の37歳1カ月を抜いて最年長到達となる。

 「抑えを全うするなら、8(セーブ)は絶対にいかないといけない数字。優勝するなら30以上を目指してやらないと。しっかりクローザーとしていけるように、練習からアピールしていかなきゃいけない」

 1シーズン30セーブとなれば、21年の復帰後では最多の数字。来月8日に40歳を迎える百戦錬磨の右腕が、今年も守護神を担う準備を着々と進めている。
   (阪井 日向)

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