ドジャース・大谷は兄貴分 人に興味がない?実は面倒見のいい気遣いの男

2024年02月13日 02:30

野球

ドジャース・大谷は兄貴分 人に興味がない?実は面倒見のいい気遣いの男
山本のブルペンを見守る大谷(中央)(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月から大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(38)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。第3回のテーマは大谷の他者への気遣い。
 大谷は人付き合いより野球を優先することから、時に「人に興味がない」と称される。ただ、決して面倒見が悪いわけではなく、気遣いの男だ。

 エンゼルス時代は同じ左打者のマーシュ(現フィリーズ)に「重心を下げてどっしり構えて打つように」と助言。休日には日本式の焼き肉に誘ったこともある。遊撃手ネトには打撃フォームの映像を見て「一貫性のあるフォームにした方がいい」と助言もした。

 この日、山本の投球を受けた捕手はオキー。昨季までエ軍に所属し5月9日のアストロズ戦で、一度だけ大谷とバッテリーを組んだ。ただ、当時は大谷に「見たことのない球で捕りづらいと思う」と気遣われ、103球中、得意のスプリットをわずか1球に封印。大谷は7回3失点で黒星を喫し、オキーは6日後にマイナーに降格した。大谷に気遣われたことが、マイナーでのキャッチング練習への発奮材料になったという。

 「うまくいけば再びメジャーに行ける」と信じ、ド軍でもマイナー契約の招待選手ながらキャンプで再会。山本のスプリットは初見だったが、一度も後ろにそらさなかった。「大谷も山本もスーパーナイスガイ。もっと2人のことを知っていきたい」。兄貴分の大谷にも頼もしく映ったに違いない。(柳原 直之)

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