日本ハム・郡司 会心3ランで開幕スタメン猛アピール「首脳陣が使わざるを得ないくらいまで」打ちまくる

2024年02月13日 06:00

野球

日本ハム・郡司 会心3ランで開幕スタメン猛アピール「首脳陣が使わざるを得ないくらいまで」打ちまくる
7回、3ランを放ちナインとタッチを交わす郡司(中央)(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【練習試合   日本ハム13―1韓国サムスン ( 2024年2月12日    赤間 )】 昨季途中に中日から移籍加入した日本ハム・郡司裕也捕手(26)が12日、沖縄・赤間で行われた韓国・サムスンとの練習試合に、6回守備から途中出場。7回の打席では今季1号となるダメ押しの左中間3ランを放ち、持ち前の打撃力をアピールした。本職は捕手ながら出場機会を求めて、今季は三塁にも挑戦。打撃同様に積極的な姿勢で開幕スタメン獲りを目指す。
 打撃好調の郡司が豪快なアーチを描いた。大量7点リードの7回1死一、二塁。甘く入ったカットボールを見逃さず、持ち前のフルスイングで左中間に放り込んだ。

 「久々に大きい当たりを打てたので自信にしたい。状態は上向き。ポジションが定まっていない以上、打ち続けないと意味がない。結果を出し続けることに意味がある」

 本職は捕手だが、10日の紅白戦では今季初挑戦の三塁の守備に就くと、翌11日の楽天戦では一塁で、いずれも1番打者で先発出場。ここまで実戦6試合で18打数5安打、打率.278。積極的な打撃で首脳陣の評価も高く「自分でこじ開けるしかない。打ちまくって首脳陣に使わざるを得ないくらいまでにしたい。一打席も無駄にできない」と力強く語る。

 シーズン途中の昨年6月にトレードで中日から移籍。打力を買われて55試合に出場し、同7月4日のソフトバンク戦でプロ初アーチを放つなど3本塁打を記録した。オフからは長打力向上を課題に取り組み、今キャンプ中に計測している打球速度は「平均150キロ後半くらい。外国人たちは置いておいて万中(万波)、ジェイ(野村)の次くらいにいるのでは」と胸を張る。

 慶大出身の郡司は昨夏の甲子園の決勝で母校・仙台育英と慶応の対戦が決まると、「実質、郡司対郡司。どっちが勝っても郡司が優勝」というユニークな発言で注目を集めた。ファンも急増中で、愛されキャラの郡司の勢いが止まらない。そんな男が「開幕時にスタメン9人の中の1人にいれるように頑張りたい」と猛アピールを続けている。(武田 政樹)

おすすめテーマ

2024年02月13日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム