日本ハム加藤豪将が沖縄を4戦連続安打締め―自身初の開幕スタメンへ、打率・333とアピール

2024年02月28日 05:45

野球

日本ハム加藤豪将が沖縄を4戦連続安打締め―自身初の開幕スタメンへ、打率・333とアピール
7回、安打を放つ加藤豪(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 日本ハム・加藤豪将内野手(29)が、実戦4試合連続安打で“沖縄”を締めた。前日にチームは名護キャンプを打ち上げ、27日は那覇に移動して巨人と練習試合を行い、「7番・一塁」で出場した逆輸入の来日2年目は5回に中前適時打を放つなど、マルチ安打をマーク。ここまでの実戦9試合で24打数8安打3打点の打率・333と好調で、自身初の開幕スタメンをつかむ。
 メジャー経験のある逆輸入ルーキーとして迎えた昨春のキャンプ後半。加藤豪は右脇腹に痛みを覚え、帰道後に試合復帰まで約8週間の診断を受けた。開幕絶望で涙を流したあの時とは違う。状態の良さを示す快音を2度響かせて、南国の地を後にした。

 「ケラーにはずっとやられっぱなしだったので、今回は打ってやりました」

 加藤豪が胸を張ったのは5回だ。無死二、三塁で巨人の4番手・ケラーから直球を中前にはじき返す適時打。マイナー時代を含む通算5度目の対戦で待望の初安打に「やっぱり球が速いので負けた感じもあったが、良いところに飛びました」と笑った。

 さらに7回無死一塁では、新庄監督から送られた進塁打のサインに応える右前打。「監督はよく見ているなと思った。前の打席でケラーに刺され気味だったので“ポイントを前にして打て”という合図だと思う」。バットのヘッドをかぶせるように一、二塁間を狙った。

 今季はここまで実戦計9試合で、24打数8安打3打点の打率・333。20日のサムスン戦から4試合連続安打と、終盤にかけて状態を上げてきた。それでも、加藤豪は「ここからなんです。ここから昨年はここ(右脇腹)をやったので」と、開幕直前で負傷離脱した悔しさを知るだけに気を引き締める。

 「今は調子が良いのはいいが、ここからなんです。今年はシーズン終了まで良い状態を保ちたい」。昨季逃した開幕スタメンへ、確かな手応えを持って北海道に戻る。(清藤 駿太)

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