ドジャース・大谷 一平ショックは自立への第一歩、英語で直接意見交換 指揮官「関係性が良い方に促進」

2024年03月30日 01:30

野球

ドジャース・大谷 一平ショックは自立への第一歩、英語で直接意見交換 指揮官「関係性が良い方に促進」
<ドジャース・カージナルス>開幕セレモニーで名前をコールされスタジアムに現れる大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース7-1カージナルス ( 2024年3月28日    ロサンゼルス )】 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャースの大谷翔平投手(29)を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(38)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回はベンチでの大谷の様子に迫った。
 これまでにはなかった光景だ。初回の二塁打で前の走者ベッツの動きを見ないで三塁へ進み憤死したプレー後、大谷は三塁ベンチでディノ・エベル三塁コーチやベッツと入念に話し込んだ。

 専属通訳だった水原氏が解雇され、通訳代行のウィル・アイアトン氏が間に入ったが、同氏を介さずに直接やりとりする場面が目立った。その他にもロバート・バンスコヨック打撃コーチらとタブレット端末を見ながら、バットの構え方を何度も微調整するなど、直接英語で意見を交わしていた。ロバーツ監督も「翔平は常に打撃コーチと一緒にいて、質問している。素晴らしい。良いことしかない」と目を細めた。

 26日に指揮官は水原氏を「緩衝材」と表現した。大谷が通訳を介さず直接コミュニケーションを取るようになり「チーム内の関係性が良い方に促進される」。大谷の自立への一歩となっている。

 かつて水原氏は大谷の英語力について「翔平は皆さんが思うより3倍以上できる」と語ったことがある。指揮官も「彼がどれだけ英語を知っているのか、みんな驚くだろう」と言う。自らの言葉で伝え、聞き、理解を深める。新天地で迎えた米7年目。波瀾(はらん)万丈のスタートにはきっと意味がある。

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