大谷翔平 カブス戦の第1打席はブーイングの中で右前打 今季最長タイ3戦連続安打 完全復活の気配

2024年04月07日 05:00

野球

大谷翔平 カブス戦の第1打席はブーイングの中で右前打 今季最長タイ3戦連続安打 完全復活の気配
<カブス・ドジャース>初回、安打を放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース-カブス ( 2024年4月6日    シカゴ )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が6日(日本時間7日)、敵地でのカブス戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席で右前打を放ち、今季最長タイの3戦連続安打とした。
 初回に先頭のムーキー・ベッツが四球で歩いて迎えた第1打席。敵地ファンからブーイングを受ける中、メジャー2年目左腕のジョーダン・ウィックスと対戦。3球で追い込まれたが、カウント1-2からの4球目のスライダーを捉えて二遊間を破り、試合前に談笑したカブス・鈴木誠也が守る右前へ運んだ。ベッツ、大谷が出塁して無死一、二塁と絶好の先制機を演出。相手の暴投もあって1死二、三塁としたが、中軸が打ち取られて先発の山本由伸に先制点をプレゼントすることはできなかった。

 第2打席は3回の先頭打者。打席に入るたびに敵地ファンからブーイングを受ける中、カウント3-1からの5球目はヘルメットが脱げるほどのフルスイングを見せたが惜しくも空振り。その後7球目の92マイル(148.1キロ)直球に差し込まれて中飛に倒れた。

 大谷はメジャー7年目で自己ワーストの開幕から8試合、40打席ノーアーチと苦戦していたが、3日のジャイアンツ戦の第4打席でドジャース移籍後初本塁打とするソロ本塁打をマーク。本拠初アーチで5万超の満員のファンを沸かせた。移動日を挟んで迎えた5日のカブス戦でも2戦連発となる2号2ランを放つなど2安打2打点の活躍。2試合連続マルチ安打、そして今季初の複数打点をマークし、完全復活を予感させていた。

 リグリー・フィールドはエンゼルス時代の2019年に一度だけ遠征したが、代打待機で出番がなかった。元祖二刀流のベーブ・ルースゆかりの球場で、ルースがプレーした球場で現存するのはフェンウェイ・パークと、リグリー・フィールドのみ。1932年のワールドシリーズ(WS)では、大病の子供のために150メートルの「予告本塁打」を打ったとされるなど、ルースが躍動した球場で大谷も連日の活躍を見せた。

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