西武・佐藤龍 古巣に“恩返し”決勝3ラン「入ると思わなかった」1軍初の右越え

2024年04月07日 05:30

野球

西武・佐藤龍 古巣に“恩返し”決勝3ラン「入ると思わなかった」1軍初の右越え
<日・西>4回、先制3ランを放つ佐藤龍(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武5―2日本ハム ( 2024年4月6日    エスコンF )】 かつての「ペッパー師匠」が古巣相手に豪快弾で試合を決めた。地元・北海道でのヒーローインタビュー。西武・佐藤龍は「(外野を)越えたと思ったけど、万波がライトだったので捕られると思った。入るとは思わなかった」と笑った。
 4回2死一、二塁。加藤貴のカットボールを捉え、右翼席に運ぶ先制1号3ランは決勝弾。1軍では初となる右翼席への一発だ。22年11月に日本ハムからトレードで復帰。相手に軽く打ち返す練習の「ペッパー」のような軽打が評価され、新庄監督からは「ペッパー師匠」と命名されていたが、昨年に“卒業宣言”。持ち前の力強いスイングに磨きをかけ「ファイターズにいた時は迷惑ばかりかけていて、こうして打てたので良かった」。日本ハムは勝利して、ソフトバンクの勝敗次第では新庄監督就任後初の単独首位の可能性もあったが、恩師の野望も粉砕。日本ハムを抜き単独2位に浮上した。

 昨年は自己最多91試合で打率・263とキャリアハイをマーク。今季は開幕スタメンを期待されたが、オープン戦打率.176と苦しみ、支配下復帰したブランドンに開幕三塁の座を明け渡した。そのブランドンが左脚負傷で登録抹消され、巡ってきたチャンス。「チームが勝っても、そこに立てていない悔しさがあった」と奮起し、これで打率.400と猛アピールが続く。

 今季からは自主トレの師匠・森友哉(現オリックス)が背負った背番号10を継承した。ホットコーナー死守へ、強打の証となるレオの背番号10初アーチで加速した。(福井 亮太)

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