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岡本和真 逆転3ラン&V犠飛で4打点 チームは首位、自身はセ2冠もファンに気遣い「水分補給を」

2024年07月09日 22:00

野球

岡本和真 逆転3ラン&V犠飛で4打点 チームは首位、自身はセ2冠もファンに気遣い「水分補給を」
<広・巨>8回、犠飛を放った岡本和(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人5―3広島 ( 2024年7月9日    マツダ )】 巨人の岡本和真内野手(28)が9日の広島戦(マツダ)でチームの全5得点中4点を一人で叩き出し、“鬼門”マツダでの今季初勝利へとチームを導いた。
 「4番・三塁」で先発出場し、まずは0―1で迎えた4回、1死一、三塁で相手先発右腕・森下から逆方向の右翼スタンドへ逆転の15号3ラン。3―3で迎えた8回には1死二、三塁の場面で相手2番手右腕・島内から勝ち越しの右犠飛を放ち、これが決勝点となった。

 巨人はマツダで今季7戦目にして初勝利を飾り、今季2度目の5連勝。貯金を今季最多タイの5とし、広島を抜いて単独首位に立っている。

 巨人の5連勝は4月の6連勝以来で、単独首位と貯金5はともに6月6日以来33日ぶり。セ・リーグ40勝一番乗りは2020年以来4年ぶりで、今季ここまで4敗2分けと未勝利だったマツダでの白星は浅野のプロ初本塁打に沸いた昨年8月18日以来326日ぶりとなった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ岡本和。首位浮上をあおるインタビュアーの言葉にも「いや、まだまだこれからなんで」と表情ひとつ変えずに第一声。「あした勝てるように頑張りたいなと思います」と冷静な声で続けた。

 森下は2021年10月10日の対戦(マツダ)から巨人戦7連勝中で、試合前までマツダで36回連続無失点中。その“天敵”森下から一発を放ち、40イニングぶりの失点を付けた。

 「本当にメチャクチャいいピッチャーなんで。チャンスは少ないだろうなと思ってましたし。そのチャンスでランナーをかえすことができて良かったなと思います」。

 0―1で迎えた4回は1死から吉川、ヘルナンデスが連打してチャンメーク。1ボールの2球目、やや外寄りの変化球を仕留めた。「本当に前のバッターの方がチャンスで回してくれますし、いつも(山崎)伊織の時はなかなか点を取ってあげることができなくて。頑張ってもらってるんで………また頑張りたいなと思います…フフ」と自身のコメントに思わず笑ってしまう場面も。

 15本塁打でリーグ最多の村上(ヤクルト)に並び、50打点はリーグ単独トップとついに2冠に立った。

 これについてもインタビュアーからあおられたが、「いやいや、もっと、え~…。こっから状態もしっかり上げていって。チームが勝てるバッティングをしていきたいなと思います」と冷静そのもの。

 8回の決勝犠飛については「島内投手も凄くいいピッチャーなんで。なんとか前に飛ばせたらいいな、と思ってましたし。あの時も前のバッター2人(吉川、ヘルナンデス)がつないでくれたんで、ま、良かったなと思います」と振り返った。

 そして、最後にファンへ向けてメッセージを求められると「皆さん、かなり暑いですが、水分補給をしっかりして、応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」と一言。

 ここで帽子を振ってスタンドにあいさつし、ベンチに帰りかけたが、インタビュアーが「きょうのヒーローは逆転の3ランホームラン、勝ち越しの犠牲フライでチームを首位に導きました岡本和真選手でした!」と締めの言葉を口にし始めると、慌ててインタビュアーの隣に戻るなど、最後までおちゃめな主砲兼主将だった。

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