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大谷翔平 同点打放ち3戦ぶりマルチ安打 初回にイチローらに並ぶ日本選手最長4戦連続盗塁マーク

2024年07月11日 09:17

野球

大谷翔平 同点打放ち3戦ぶりマルチ安打 初回にイチローらに並ぶ日本選手最長4戦連続盗塁マーク
5回、同点の中前適時打を放つドジャース・大谷(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース―フィリーズ ( 2024年7月10日    フィラデルフィア )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。右前打を放った第1打席に続き、第3打席では中前適時打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打をマークした。
 初回からフィリーズの先発左腕サンチェスの初球を確実に捉えた。内寄りのシンカーを振り抜くと、92.5マイル(約148.8キロ)の打球はあっという間に一、二塁間を破った。さらに2死後に4試合連続、今季22個目の盗塁となる二盗にも成功。得点圏まで走者を進めたが、4番パヘスは空振り三振に倒れた。

 日本選手の4試合連続盗塁はイチロー(2度)、松井稼頭央(1度)に並ぶ日本選手最長記録。日本生まれの選手では、デーブ・ロバーツ監督の5試合連続に次ぐ記録となった。

 1―2の5回は1死一、三塁の好機。1ストライクから2球目の内角シンカーにやや詰まらされたが、中前に運んで試合を振り出しに戻す同点適時打を放った。

 2―4とされた7回は再び1死一、三塁の好機で第4打席を迎えたが、対大谷対策で投入された3番手左腕ストラームの外角スライダーにタイミングが合わず、空振り三振に倒れた。

 1―10で大敗した先日の同じフィリーズ戦では1安打を放って2打数1安打、1四球も7回に代打を送られて途中交代。体力温存の意味合いも含めた交代となった。突然の途中交代に敵地ながらブーイングを浴びただけに一夜明けたこの日の試合で主役が存在感を示した。

 本塁打を放てば日本選手初のメジャー通算200本塁打となり、日本選手初の4年連続30本塁打にも王手をかけることになる。対フィリーズ戦はまだ本塁打を打っておらず、本塁打を打てば29球団目の本塁打となり、30球団完全制覇へ残りはカージナルスのみとなる。カージナルスとは8月に3試合を残しており、今季中の全球団制覇達成も視野に入る。

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