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今永昇太 借金5と低迷するチームで登板時は13勝4敗で貯金9の大貢献 球宴前8勝は球団史上2位タイ

2024年07月11日 13:37

野球

今永昇太 借金5と低迷するチームで登板時は13勝4敗で貯金9の大貢献 球宴前8勝は球団史上2位タイ
オリオールズ戦で力投するカブス・今永(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   カブス4―0オリオールズ ( 2024年7月10日    ボルティモア )】 カブスの今永昇太投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地でのオリオールズ戦に先発登板。初選出が決まった球宴前最後の登板でア・リーグ東地区首位の強豪相手に6回まで6安打無失点、6奪三振に抑え、今季8勝目を挙げた。防御率も2.97として3試合ぶりに2点台に戻した。「4番・DH」で先発出場した鈴木誠也外野手(29)も5回に適時打を放ってチームの3連勝に貢献した。
 MLB公式サイトは「今永は素晴らしい前半戦の仕上げとして、球界最高の打線、サイ・ヤング賞受賞者のコービン・バーンズと互角に戦った。次の目標は全国舞台だ」と好投を評価。チームはこの日の試合を終えて44勝49敗の借金5でナ・リーグ中地区4位タイと低迷するが、今永登板試合は13勝4敗で貯金9、今永が登板しなかった試合では31勝45敗で借金14と大きく負け越しているデータを紹介した。

 また、今永は今季17試合で97イニングを投げて16四球。球宴前に97イニングを投げて16四球以下だったのは、2002年のジョン・リーバー、1985年のデニス・エカーズリー以来3人目とのデータも報じた。

 1933年以降、カブスの投手が球宴前に8勝を挙げるのは1957年のディック・ドロット、1998年のケリー・ウッドに並ぶ球団史上2位となった。6回は1死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けて勝利をたぐり寄せ「自分でつくったピンチだったので、1点取られる覚悟で投げたんですけど、うまく三振で切り抜けられてよかったなと思います」と振り返った。

 前回登板がメジャー通算97勝右腕ザック・ウィーラー(フィリーズ)、今回がメジャー通算54勝右腕コービン・バーンズとの投げ合いだったことに「普段は相手の打線と対戦するのでそこにフォーカスするんですけど、いいピッチャーと投げ合うことが自分の足りないものを補う勉強になるので本当にいつも勉強になっています」と話した。

 この日は右翼318フィート(約96.9メートル)に対し、左翼が333フィート(約101.4メートル)と深い形状になっているオリオールパークの球場の特徴を生かした攻めを行っていたと説明。「(本拠の)リグリーだと本塁打の可能性があった。僕もあそこが深いと頭にあったので、なるべく右打者にはあそこに打たれても越えないような打球を打たせたいと思って投げていました」と明かした。MLB公式サイトはウォーニングトラックまで飛んだ飛球が2つ、6回に許したフェンス直撃の二塁打は他の29球場なら本塁打だったデータを紹介した。

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