×

九州国際大付のスーパー1年生・牟禮が3試合連続初回先制打&決勝打 「めっちゃ緊張しました」

2024年07月12日 05:30

野球

九州国際大付のスーパー1年生・牟禮が3試合連続初回先制打&決勝打 「めっちゃ緊張しました」
<東福岡・九州国際大付>初回、先制適時打を放つ九州国際大付・牟禮(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球 福岡大会4回戦   九州国際大付3―1東福岡 ( 2024年7月11日    光陵グリーン )】 福岡大会は11日、4回戦が行われた。3連覇を目指す九州国際大付はOBのソフトバンク・佐倉侠史朗内野手(18)を彷彿(ほうふつ)させるスーパー1年生・牟禮(むれ)翔が3試合連続先制打に加え、決勝タイムリーも放つ活躍を見せた。久留米商―北筑、福岡工大城東―豊国学園の2試合は天候不良のため継続試合となった。
 0―0の初回1死二塁だ。またまた、九国大付のスーパー1年生・牟禮のバットが勝利を呼んだ。東福岡・原田の外角変化球を左前へ。初戦となった2回戦(対小倉商)から3試合連続となる初回の先制タイムリーだ。

 「めっちゃ緊張しました。相手が強くなるにつれ、(緊張感は)増しました」と試合後は15歳の顔に戻ったが、1―1の3回1死二塁でも決勝打となる内野安打を放った。今夏は3試合12打数6安打6打点で打率5割を誇る。すでに3連覇を狙うチームの主軸だ。

 7日の第2打席では高校通算6本目となる今夏1号も放ったが、その後、状態が下降線をたどる。「開いて打つようになっていた。ホームランは不調の要因」と自己分析。10日の練習で楠城祐介監督(40)から500本のティー打撃を命じられ、ひたむきにこなした。「楽しくできた。吹っ切れました」と短期間で修正を終え、この日もまた活躍した。

 岡山出身だが、昨秋育成ドラフト3位でソフトバンクに入団したOBの佐倉が1年生だった21年の明治神宮大会準決勝で大阪桐蔭・前田悠伍から放った一発に憧れて、九州国際大付の門を叩いた。佐倉の高校通算31本塁打が目標で「超えたい。31本を超えたらプロに行けるかなと思っています」と先輩の背中を指標にする。元楽天・楠城監督も「1年生という見方はしていない」と信頼を置いている。

 日課になっている野球ノートには「3年生を絶対、甲子園へ」と書いている背番号15は「自分も行ってみたいです」と夢を描く。 (福浦 健太郎)

 ◇牟禮 翔(むれ・しょう)2008年(平20)7月14日生まれ、岡山県出身の15歳。陵南小1年時に陵南平野でソフトボールを始める。中学時代はヤンキース岡山ヤングで全国大会で準優勝を経験。1メートル80、86キロ。右投げ右打ち。

おすすめテーマ

2024年07月12日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム