阪神・岡田監督 攻撃的采配へ捕手3人態勢!藤田が初昇格「元気を出して若さを出して行けたら」

2024年07月12日 05:15

野球

阪神・岡田監督 攻撃的采配へ捕手3人態勢!藤田が初昇格「元気を出して若さを出して行けたら」
阪神・藤田 Photo By スポニチ
 ナイターで勝ったDeNAと入れ替わって首位から0・5ゲーム差の3位へ一時後退した中、阪神・岡田監督は攻撃的采配を加速させる布陣を整えた。きょう12日からの中日3連戦で高卒5年目の藤田をプロ初昇格させ、5月8日以来の「捕手3人態勢」に戻した。梅野と坂本にも代打を送りやすくなり、試合終盤の用兵の選択肢が増えることに「そら、あるある」と好影響を認めた。
 主に捕手が入る7番が「つなぎ」の面ではややネックになっている。計10打点は打順別では主に投手が入る9番(9打点)を除いて最低。ただし、捕手には守り重視を求めているため、打率1割台の2人の打撃に言及することはない。代打で補えれば、得点力アップにつながりそうだ。

 同時に元捕手で“有事の備え”だった原口を早い回で代打で使う道もできた。「そら、いつでもいけるようになる。大山もライトを守らんでええやろ」。逆転サヨナラ勝利で決着した9日のヤクルト戦では9回に4者連続で代打を投入。先発マスクの梅野を下げたため、仮に延長戦突入なら代打起用の原口を万が一に備えて一塁に残し、大山を右翼に回す想定をしていた。藤田が第3捕手に控えることで、原口を制限なく投入できる。

 19年ドラフト5位で入団した藤田は11日に名古屋へ移動。春季キャンプ以来の1軍合流に「精いっぱい元気を出して若さを出して行けたら。楽しみな思いが強いというか、積極的にいけたら」と目を輝かせた。指揮官は「使うために上げるのじゃないかも分からんけどな…」と出番は未知数だとした。間接的に攻撃の歯車となるのは間違いない。(倉世古 洋平)

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