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帝京の1年生・池田 杉谷2世だ!「一球に全てを懸ける帝京魂を持って」1安打2打点1盗塁の活躍

2024年07月15日 05:00

野球

帝京の1年生・池田 杉谷2世だ!「一球に全てを懸ける帝京魂を持って」1安打2打点1盗塁の活躍
<帝京・淑徳巣鴨>初回、2点右前打を放つ帝京・池田(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権東東京大会3回戦   帝京7-0淑徳巣鴨 ( 2024年7月14日    神宮 )】 帝京の「元気印」を継承する1年が堂々の夏デビューだ。OBで元日本ハムの杉谷拳士氏に憧れる池田大和(1年)が淑徳巣鴨戦に「7番・二塁」で出場し1安打2打点、1盗塁で7―0勝利に貢献。ケガで欠場した正遊撃手の西崎桔平主将(3年)の穴も埋め「3年生は最後なので必死に戦えた」と誇った。
 身長1メートル73と小柄ながら内野の複数ポジションを守れ、お立ち台での軽妙なトークなどムードメーカーとしても重宝されて14年間もプロの世界で過ごした杉谷氏。池田もベンチ入りメンバーで最小兵の1メートル67だが、誰よりも神宮で躍動した。初回2死満塁では公式戦初安打となる右前2点打。次打者の4球目には二盗も決め「足は速くないけど、決まって良かった」と笑った。

 小学5年時に人生が決まった。杉谷氏が史上19人目の左右両打席本塁打を放った19年5月23日の楽天戦をテレビで観戦。その姿にくぎ付けとなり「憧れの存在になった」と言う。今は左打ちだが当時は両打ちに挑戦したほど心酔。中学でも努力を重ね、帝京に入学した。大会直前の6月末には同氏が都内の練習場をサプライズ訪問。緊張から話しかけることはできなかったが「頑張れ」と全員にエールも送られ「僕も杉谷さんに続きたいと思えた」と目を輝かせる。

 憧れの先輩は1年夏から活躍して甲子園にも出場した。“杉谷2世”は「一球に全てを懸ける帝京魂を持ってプレーしたい」と誓う。今春から続いた公式戦での連続試合本塁打は10で止まったが、強打は健在。名門復活を狙うチームが11年以来13年ぶりの甲子園へ向け、好発進を決めた。(村井 樹)

 ≪仁礼1回零封締め 父はナイジェリア人≫ナイジェリア人の父を持つ最速136キロ左腕・仁礼(にれい)パスカルジュニア(1年)が1回無失点で試合を締めた。神宮での公式戦初登板を終え「楽しく投げられました」と笑顔。愛知県出身で多くの強豪校から誘いもあったが「練習環境も素晴らしく、ここで成長したいと思った」と語った。この日は2安打こそ浴びたがアウトは全て三振で奪い「1年生からたくさん投げて甲子園にも行きたい」と今後を見据えた。

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