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【高校野球】最速153キロ右腕の神戸弘陵・村上は3回戦で涙 3番手登板で2回5奪三振も反撃及ばず

2024年07月15日 17:02

野球

【高校野球】最速153キロ右腕の神戸弘陵・村上は3回戦で涙 3番手登板で2回5奪三振も反撃及ばず
神戸弘陵・村上 Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球兵庫大会3回戦   神戸弘陵2-3西宮今津 ( 2024年7月15日    ほっともっとフィールド神戸 )】 阪神などが今秋ドラフト候補としてリストアップしている最速153キロ右腕・村上泰斗(3年)を擁する神戸弘陵が、3回戦で西宮今津に2―3で敗れた。
 神戸弘陵は初回に1点を先制。だが、追加点が奪えないまま迎えた4回、この回から登板した2番手・森下翔斗(3年)が3点を失い、劣勢に立った。打線は2点を追う7回に1点を返したが、反撃も及ばなかった。

 ベンチスタートとなった村上は、8回無死一、二塁のピンチから3番手としてマウンドに上がった。その回を3者連続三振で切り抜けると、続く9回も2三振を奪い、3者凡退でピシャリ。2回無安打無失点、5奪三振の投球でチームを鼓舞したが、あまりにも早すぎる終戦となった。

 村上は初戦となった13日の2回戦・飾磨工戦(明石トーカロ)で先発し、9回1死まで無安打投球を続けるなど、最速149キロをマークして11奪三振1失点完投。集まった8球団スカウトを前に快投発進し、「甲子園にどれだけ自分が中心として導けるか」と話していたが、1989年以来35年ぶりとなる夏の聖地へは、手が届かなかった。

 ◇村上 泰斗(むらかみ・たいと)2007年(平19)2月20日生まれ、兵庫県出身の17歳。白金小1年から白金メッツで野球を始め、猪名川中では箕面ボーイズで捕手兼外野手。神戸弘陵では2年春から背番号11でベンチ入りし、同秋からエース。最速153キロにカーブ、カットボール、スライダー、フォーク、チェンジアップ、ツーシーム。50メートル走6秒3、遠投110メートル。1メートル80、76キロ。右投げ右打ち。

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