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京都外大西が春夏連続出場へ王手 エース田中遥音が“山登り”成果で10回3失点の粘投

2024年07月27日 05:31

野球

京都外大西が春夏連続出場へ王手 エース田中遥音が“山登り”成果で10回3失点の粘投
<京都外大西・鳥羽>10回3失点と力投した京都外大西・田中 Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球 京都大会準決勝   京都外大西10―3鳥羽 ( 2024年7月26日    わかさスタジアム京都 )】 京都外大西がタイブレークとなった鳥羽との延長11回の激闘を制し、1989年以来、現校名(01年改称)では初となる春夏連続出場に王手をかけた。
 原動力となったのは今夏、全5試合に先発したエース左腕の田中遥音(はると=3年)だ。7点を勝ち越した11回こそマウンドを譲るも、延長10回を投げ4安打3失点。同点の10回1死満塁、フルカウントからは遊ゴロ併殺でサヨナラの大ピンチをしのぎ、直後の味方の猛攻につなげた。

 「粘り合いだと思っていた。タフさなら誰にも負けない」

 今春選抜で山梨学院(山梨)に初戦敗退した翌3月21日から、京都大会の開会式前日の7月5日まで「タフさが全然足りなかった」と107日間の“山登り”を日課とした。京都市西京区にある練習場の麓からグラウンドまで急勾配な山道を一度も止まることなく走り続けた精神力が、土壇場での底力につながった。決勝の相手は昨秋、今春に続き京都国際。1勝1敗で最終決戦となる。「全部自分で投げるつもり」。“新たな武器”を手に、頂上を目指す。 (水野 玲花)

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