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巨人・井上温大「きょうが開幕だと思って」6回1失点 3回、杉内コーチには「全力で抑えにいけ」と

2024年07月27日 21:46

野球

巨人・井上温大「きょうが開幕だと思って」6回1失点 3回、杉内コーチには「全力で抑えにいけ」と
<D・巨>4勝目を挙げた井上(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―1DeNA ( 2024年7月27日    横浜 )】 巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)が27日のDeNA戦(横浜)で今季7度目の先発登板。6回4安打1失点と好投して2試合ぶりとなる今季4勝目(4敗)をマークした。DeNA戦は初勝利。
 2回、5回と味方打線から1点ずつの援護。2―0で迎えた5回には先頭のフォードに1ボールから投じた2球目の内角高めスライダーを右翼ポール際に運ばれ、来日初安打となる1号ソロを許したが、失点はこれだけだった。

 後半戦初登板で敵地でのヒーローインタビューとなった井上は「きょうが開幕だと思って、また新しいスタートを切ろうと思って投げました」と笑顔で第一声。

 「勝負どころのストレートだったり、変化球も低めに集めることができたので、なんとか、野手の皆さんにも助けられながら、抑えることができました」と続けた。

 1―0で迎えた3回には、1死一、三塁で打席に3番・佐野という場面で珍しい場面もあった。

 その初球。井上―岸田のバッテリーは意図的に大きく外してボール。だが、次の瞬間、ベンチで戦況を見守っていた阿部監督は厳しい表情で隣にいた杉内投手チーフコーチのユニホームの左袖を右手でつまんでひっぱり、マウンドへ行くように指示。杉内コーチは急いでマウンドへ向かって捕手と内野陣が集まった。

 その場面で杉内コーチからかけられた言葉について聞かれると「“全力で抑えにいけ”っていうふうに言われました」と明かし、気持ちの変化も「ありました」と振り返った。

 2―1で迎えた6回には2死一、二塁のピンチを迎えたが、山本を直球でぐいぐい押して三ゴロに仕留めて無失点。「ここを絶対抑えなきゃいけないと思って、本当に集中して、岸田さんのミット目がけて投げました」と頼もしかった。

 ▼阿部監督(3回に杉内コーチをマウンドへ行かせたシーンについて) いや、初球、明らかになんか抜いているように見えたからね。10年早い、いってこいって(笑い)。

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