「かなり高い確率で」トレード濃厚な菊池雄星 首脳陣、同僚、ファンの惜別ムードに「少し感動しました」

2024年07月27日 13:19

野球

「かなり高い確率で」トレード濃厚な菊池雄星 首脳陣、同僚、ファンの惜別ムードに「少し感動しました」
ブルージェイズ・菊池(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   ブルージェイズ6―5レンジャーズ ( 2024年7月26日    トロント )】 ブルージェイズの菊池雄星投手(33)が26日(日本時間27日)、本拠でのレンジャーズ戦に先発。4回2/3を8安打5失点、5三振で降板。打線が追いついたため今季10敗目(4勝)は免れ、チームはサヨナラ勝利を収めた。
 試合後、大リーグ公式サイトのキーガン・マシソン記者は自身のXに菊池のコメントを投稿。「菊池雄星は数日前にGMのロス・アトキンスと話をし、アトキンスから“かなり高い確率で”トレードされるだろうと告げられた。彼は、今夜はマウンドを離れ、おそらく最後になるであろうブルージェイズのダッグアウトに着いたとき、自分にとって感情的な瞬間だったと語った」と伝えた。

 また、マシソン記者は大リーグ公式サイトの記事で、菊池のコメントとして「今日は5点を失ったけど、ファンはスタンディングオベーションをくれました。それはとても素晴らしい瞬間でした。ダグアウトに入ると、シュナイダー(監督)、ピート(ウォーカー投手コーチ)、他のコーチ、そしてチームメートが“ありがとう”と言ってくれました。その瞬間、過去の3年間を考えると少し感動しました」と感傷的に話したことを伝えた。

 そして、菊池はアトキンスGMから「かなり高い確率」でトレードされると通告されたことについても言及。「物事を整理する良い機会であり、私自身にとってもリセットのようなものでした。不確実性がある中で、良い会話を持つことができましたし、彼からも素敵な言葉をかけてもらいました。その会話を持てて良かったです」と前向きに答えたという。

 ブルージェイズはア・リーグ東地区で最下位。菊池は7月末が期限のトレード候補として浮上しており、この登板がブルージェイズでの最後の登板となる可能性が高い。

 ブルージェイズの公式Xは菊池が降板する際の動画を降板直後に投稿。5失点と不本意な投球結果ながら、地元ファンにスタンディングオベーションで迎えられる動画とともに、日本語で「カナダも菊池家を愛してる!」とハートの絵文字付きで投稿した。菊池もファンに対して帽子を挙げて反応する場面があった。

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