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広陵が「白ヘル」旋風を起こす 酷暑対策で黒から変更 熊本工との名門対決制して波に乗る

2024年08月05日 04:45

野球

広陵が「白ヘル」旋風を起こす 酷暑対策で黒から変更 熊本工との名門対決制して波に乗る
対戦が決まった熊本工の浜口・ 太主将(左)と広陵の只石貫太主将 Photo By 代表撮影
 【第106回全国高校野球選手権大会・組み合わせ抽選会 ( 2024年8月4日 )】 今秋ドラフト候補の最速148キロ右腕・高尾響を擁する広陵(広島)は、第6日第1試合で熊本工(熊本)との対戦が決定。富山商(富山)、東海大相模(神奈川)を含め、いずれも2桁出場回数を誇る伝統校がそろうブロックとなった。中井哲之監督は熊本工について「古豪、強豪でオールドファンもたくさんいらっしゃる。(ユニホームの)グレーのイメージはありますね」と語った。
 伝統を重んじつつ、変えるべきところは進んで変える。指揮官は酷暑対策として、試合で使うヘルメットの色を白にする方針を明かした。広島大会優勝の翌日、練習用のヘルメットを白のスプレーで着色したところ、試合で使っていた黒との温度の違いが歴然だったことで決断。時代の変化に柔軟に対応する指揮官は「伝統は心の問題」と選手ファーストで本番に臨む構えだ。

 前日3日には支援者の計らいで3年生13人を連れて大阪・なんばグランド花月へ。日々の苦しい練習の中では得られない「笑い」を培った。M―1王者の笑い飯やミルクボーイら豪華なメンバーがそろう中、主将の只石貫太捕手(3年)は西川きよしの話術にひかれたという。客席を見渡して即興で笑いを取る姿に、大阪出身者として感じる部分があった。「投手がピンチの時にマウンドへ行って、少しでも楽にするようにアドリブでできたら」。伝統校対決に一戦必“笑”でぶつかっていく。 (石丸 泰士)

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