“キケ”ことE・ヘルナンデス 2戦連続複数打点でカード勝ち越し貢献「ここで2勝できたことは大きい」

2024年08月05日 09:13

野球

“キケ”ことE・ヘルナンデス 2戦連続複数打点でカード勝ち越し貢献「ここで2勝できたことは大きい」
初回、2点適時打を放つドジャースのE・ヘルナンデス(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ドジャース3―2アスレチックス ( 2024年8月4日    オークランド )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が4日(日本時間5日)、敵地でのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。メジャー初出場、初安打、初勝利、ダブル規定到達など、多くの節目の記録を残し、今季限りで閉場するアスレチックスの本拠オークランド・コロシアムでの最終戦は4打数無安打に終わった。チームは接戦を制して2連勝。敵地では、3連勝を飾った6月24日からのホワイトソックス3連戦以来6カードぶりのカード勝ち越しを決めた。
 初回に前日に3安打2打点、救援登板で1回無失点に抑えたE・ヘルナンデスが2点適時打。これで2試合連続で複数打点をマークした。同点とされた3回にはビジオが中前適時打を放って勝ち越した。投手陣も5回2死満塁の場面で2番手として救援登板した元守護神フィリップスが見逃し三振でピンチを切り抜けるなど、投打がかみ合って勝利をつかみ取った。

 試合後、取材に応じたE・ヘルナンデスは、チーム内で出場機会を争う立場であることについて「結果を出さなければ、試合から外されるゲームだからね。でも私としては、自分の役割を果たそうとしているだけなんだ。今はチーム全体としては苦戦している。でも、もし自分が打者として調子を取り戻せれば、チームはもっといい状態になり、いい位置に立てると信じている。だからただ選手枠に残っているだけでなく、もっとチームに貢献できればと思っている。残れるかどうかとか、自分ではコントロールできないことを考えるより、できることは自分の打席をどう生かすか、そしてフィールドでどうプレーするかだけだからね。ここ1、2週間は少し良い状態を保てているので、それを維持していきたいと思っている。これからホームに戻って、強いチーム(フィリーズ)との対戦が待っている。うまく流れに乗れるといい」と話した。。

 また、最大9ゲーム差をつけながら、パドレスやダイヤモンドバックスが猛追してナ・リーグ西地区の戦いもし烈になりつつあることには「正直なところ、今の順位表がどうなっているかすら知らないんだ。他のチームがどうしているかなんて気にしても仕方ないし、自分たちでコントロールできることしかコントロールできない。他のチームについては何もできない。自分たちのことに集中して、自分たちの仕事をしっかりやらないといけない。でも、このシリーズに(2勝1敗で)勝ったことは大きい。今回の遠征は(1勝2敗だった)ヒューストンではシリーズを勝つべきだったし、(2戦2敗だった)サンディエゴでは引き分けに持ち込むべきだったかもしれない。でも、ここで2勝できたことは本当に大きい」とうなずいた。

 投打ともに故障者が続出する苦しいチームだが、左手骨折のベッツや三男・マキシマス君が「ギラン・バレー症候群」を発症して「家族緊急リスト」に登録されて離脱中のフリーマンの復帰も間近。MVPトリオのうち2人が欠けて最近は打線の厚みを欠き、大谷にマークが集中しているだけに2人の早期復帰が待たれる。

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