史上初!?ダニー・ジャンセンが同じ試合で両チームプレーの可能性 MLBが紹介 大谷翔平の場合なら

2024年08月05日 10:21

野球

史上初!?ダニー・ジャンセンが同じ試合で両チームプレーの可能性 MLBが紹介 大谷翔平の場合なら
レッドソックスのダニー・ジャンセン(AP) Photo By AP
 大リーグ公式サイト「MLB.com」は4日(日本時間5日)、レッドソックスのダニー・ジャンセン捕手(29)がメジャー史上初めて同じ試合で両チームでプレーする可能性を指摘した。
 同サイトは「8月26日はカレンダーに印を付けておいてください。なぜなら、メジャーリーグの歴史上かつてなかったことが見られるかもしれないからです。同じ試合で同じ選手が両チームでプレーするのです」と書き出し、メジャー史上初の出来事が起こるかもしれないと紹介した。

 両チームは6月26日にレッドソックスの本拠・フェンウェイパークで試合を行ったものの2回表、1死一塁でブルージェイズ・ジャンセンが打席に入ってる途中に雨脚が強まり、中断。天候は回復せず、そのままサスペンデッドとなった。試合は8月26日に2回表、1死から再開されるという。

 その後、ブルージェイズに所属していたジャンセンは7月末にトレードでレッドソックスに加入した。また、この試合でレッドソックスでスタメンマスクをかぶっていたマグワイアはジャンセン加入後、DFAとなった。

 そのため、試合が再開される8月26日、レッドソックスは別の捕手を起用する必要がある。当日はダブルヘッダーとなるため、レ軍の正捕手はウォンであるが、ジャンセンが出場する可能性も十分にある。また、ブルージェイズはジャンセンの打席途中に雨天中断となったため、代打を送る必要がある。

 大リーグ公式サイトは「もしジャンセンが本当にレッドソックスで出場すれば(代打や守備交代で出場することも可能)、ブルージェイズとレッドソックスの両方のスコアブックに彼の名前が刻まれ、歴史に名を残すことになるだろう」とMLB史上初の出来事になると記した。

 メジャーでは雨天サスペンデッドにより再開試合となった場合、当初予定されていた試合日に結果が記入される(今回の場合、中断前の6月26日)。そのため、ソト(現ヤンキース)がナショナルズでメジャーデビュー後、雨天サスペンデッドとなった試合に出場し「MLBデビュー前にMLBの試合出場」と“珍現象”を記録したことはあるが、1人の選手が両チームで同じ試合に出場したことはまだないという。ちなみに、マイナーリーグの試合では過去に同じ試合に両チームの選手として出場したケースがあるという。

 さらに、大リーグ公式サイトは「中断された試合で起こり得る最もワイルドなシナリオは何だろう?」と記し、大谷翔平で起こり得るケースを紹介。2ストライクで大谷が打席に立っていた際に雨で試合がサスペンデッド。その後、大谷が対戦相手チームにトレードとなり試合が再開され、大谷が相手チームの投手として登板。元のチームの打者を三振にした場合、すでに2ストライクだったため、三振は打者・大谷に記録されるという。「つまり、投手である大谷翔平は打者である大谷翔平を三振に打ち取ることになる」と限りなく起こる可能性は低いもののルール上、上記が可能になると紹介した。

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