【石橋応援団OB鈴木勝巳記者が語る“応援論”】エンタメの中にも“原点”エールの交換

2024年08月19日 05:00

野球

【石橋応援団OB鈴木勝巳記者が語る“応援論”】エンタメの中にも“原点”エールの交換
応援団兼吹奏楽部だった石橋時代の鈴木記者
 今大会で甲子園初勝利をつかんだ石橋(栃木)の応援団兼吹奏楽部OB・鈴木勝巳記者(54)が「応援論」を語った。
 アルプス席は実に華やかだ。特に吹奏楽部は「魔曲」を含めたさまざまなレパートリーで楽しませてくれる。今や「エンタメ」として甲子園の盛り上がりには欠かせない。

 記者は今夏初出場の石橋(栃木)OB。30年以上前だが応援団員兼吹奏楽部だった。詰め襟で学ラン、革靴。漫画「名門!多古西応援団」のような、気合の入った硬派な応援団が当たり前だった。応援曲も「巨人の星」「狙いうち」など定番ばかり。昭和から平成、令和へ。今では石橋の応援団も学ラン姿ではなくなり、当時は不在だった女子生徒のチアも大勢いる。汗臭さはない。爽やかだ。

 ただ、変わらないのは、試合後に相手チームに声援を送る「エールの交換」。無私の心で、誰かに懸命に声を届ける。その美しい姿こそが「応援」の原点だと思う。

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