中日・大野 史上4人目バンテリンD50勝 復帰後最長7回最多110球で虎狩り2勝目

2024年08月19日 05:45

野球

中日・大野 史上4人目バンテリンD50勝 復帰後最長7回最多110球で虎狩り2勝目
<中・神>お立ち台で笑顔を見せる大野(左)と細川(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日8―4阪神 ( 2024年8月18日    バンテリンD )】 中日・大野が自身の節目の白星で、チームと中継ぎ陣を救った。打線の援護にも恵まれ、7回7安打3失点の粘投。4月3日巨人戦以来の2勝目は、史上4人目のバンテリンドーム50勝となった。
 「たくさん点を取ってくれたんで勝てた。僕は早いのか遅いのかは分からないけど、ホームで勝つのは特別。50勝できて良かった」

 ナゴヤドームの名称だった12年9月7日の阪神戦で1勝目を挙げた時と同様、真っすぐを軸に虎打線に立ち向かった。「自分の中でそれじゃないと納得できない」という強気のスタイルは、12年たっても不変。山本昌、川上憲伸、吉見一起というエースらに続き、歴代3位の吉見の58勝まではあと8。入団当時からの師匠だけに「目標としている先輩。超えてデカい顔がしたいですね」と笑った。

 今カード初戦は小笠原が打球を左肘に受け初回で降板し、2戦目もメヒアが2回0/3でマウンドを降りた。中継ぎ陣に負担がかかっていた中、7回は志願してマウンドへ。「“何とかしないと”という気持ちで昨日(17日)からいました」。7回、110球は、昨年の左肘手術後、最長で最多。4回無死満塁の打席では左前適時打で4年ぶりの打点も記録した。20年の沢村賞左腕の意地を見せ「今年で辞めるつもりもないんで。“大野、来年も戦力になってくれそうやな”と思ってくれる投球をしたい」と言葉に力を込めた。(山添 晴治)

 ≪細川が4安打4打点≫打線は今季最多16安打8得点の猛攻を見せ、5カードぶりの勝ち越しを決めた。4番の細川が3回2死一、二塁からの右越え2点二塁打など、4安打4打点の大暴れ。「4安打も打てるものじゃないので、打てて良かった。打点が付いたのが、本当にうれしい」。打率・302とし、7月28日以来の大台復帰。16本塁打、52打点、124安打などほとんどの部門でリーグ上位を維持し、竜打線を引っ張る。

 ▼中日・立浪監督(4カ月半ぶりに2勝目を挙げた大野に)投げるたびに力も出てきている。まだまだ当然、頑張ってほしい。

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