【甲子園】神村学園・小田監督「悔しいの一言しかない」 ナイン称える「大人の高校生を見ることができた」

2024年08月21日 11:09

野球

【甲子園】神村学園・小田監督「悔しいの一言しかない」 ナイン称える「大人の高校生を見ることができた」
<関東第一・神村学園>試合に敗れた神村学園ナイン(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権 第13日 準決勝   神村学園 1―2 関東第一 ( 2024年8月21日    甲子園 )】 神村学園(鹿児島)は関東第一(東東京)に1―2で敗れ、仙台育英(宮城)に2―6で屈した昨年に続き準決勝で姿を消した。
 先発のエース左腕・今村拓未(3年)が8回3安打2失点。6回まで関東第一をノーヒットに抑えたが、7回に初安打を許すと失策も絡んで2点を失った。打線は4回2死二塁から6番・上川床勇希(3年)の5試合連続となる適時打で先制も、相手2番手の坂井遼(3年)から追加点が奪えなかった。9回は連打で1死一、二塁の好機をつかみ、2死後に代打・玉城功大(3年)が中前打。二塁走者の岩下吏玖(3年)が同点のホームを狙ったが、中堅手・飛田優悟(3年)の好返球でタッチアウトとなり、無念のゲームセットとなった。

 試合後、ナインが涙を流しながらうなだれていたと指摘された小田大介監督は「言葉が思い浮かぶわけないですよね。悔しいの一言しかないです。今振り返ったら、本気で日本一を目指していたから出たものかなと思う。その思いがああいう行動に出た、見れたので。本気で日本一を取りたい一面を感じられた。今でもその場面を思い出したら自分も悔しいし、すみません」と自身も涙声で振り返った。

 岩下がタッチアウトとなった最後の場面については「0.1秒でも速くスタートを切って、70センチでも速くホームに帰れるように、またいろいろ積み重ねるようにやっていきたい」と話した。今年のチームの特徴を問われると「監督が見ていなくてもきちっとやるべきことをやれる集団になろうと。これをしたら監督が怒るだろうなとか、これをしたらダメだよなとか、自分で日頃から判断して大人の集団になろうと今日まで来た。きちんと状況を判断して今日まで来た。大人の高校生を見ることができた。凄く成長を感じたのでよかったです」と選手たちを称えた。

 また、今村については「勝ちにつなげられなかったので100点は与えられないかな」としながらも、エースとして今大会頑張ったところでは、彼には合格点を与えたい」と評価。今村は「早瀬(朔=2年)だったり、他にもいい投手がいる。守りからリズムをつくっていければ、選抜だったり夏も日本一を狙っていけると思います」と後輩に日本一を託していた。

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