ESPNがオフのFA市場見通しについて報道 菊池雄星は4000万~8000万ドルの契約得るグループに

2024年08月21日 07:17

野球

ESPNがオフのFA市場見通しについて報道 菊池雄星は4000万~8000万ドルの契約得るグループに
アストロズ・菊池雄星(AP) Photo By AP
 スポーツ専門局「ESPN」電子版のカイリー・マクダニエル記者が、このオフのFA市場の見通しについて報じている。
 最大の目玉はヤンキースのフアン・ソト外野手。代理人のスコット・ボラス氏がこれまでに交渉した最大の契約は、2019年2月のブライス・ハーパーの13年総額3億3000万ドルだが、ソトはこれを簡単に超える。10年総額5億ドルは保証され、これをどれだけ超えるかは興味を持つ3~5球団がどれだけ入札するかによって決まる。

 続くのはオリオールズのコービン・バーンズ投手で、この選手もボラス代理人。2億ドルは確実に超える。10月に30歳になる年齢を考慮すると、ドジャースが山本由伸に与えた12年総額3億2500万ドルの契約と同じ額は難しい。バーンズはフィリーズのアーロン・ノラよりも優れた投手で、ノラは昨冬に7年総額1億7200万ドルでサインした。過去2億ドルを超えた投手契約は山本を除くと3つだけ。ザック・グリンキーが16年シーズン前にダイヤモンドバックスから2億650万ドルを受け取り、スティーブン・ストラスバーグが20年シーズン前にナショナルズから2億4500万ドル、同じ冬にゲリット・コールがヤンキースから3億2400万ドルを受け取った。マクダニエル記者はバーンズがストラスバーグの金額を超えるのは妥当だと見ている。

 次は1億ドルから2億ドルの契約を得る選手。野手ではアストロズのアレックス・ブレグマン三塁手、メッツのピート・アロンソ一塁手、ジャイアンツのマット・チャプマン三塁手、ブルワーズのウィリー・アダメス遊撃手、パドレスの金河成遊撃手。先発投手ではジャイアンツのブレーク・スネル、ブレーブスのマックス・フリード、ドジャースのジャック・フラーティだ。このうち4人(ブレグマン、アロンソ、チャプマン、スネル)はボラス代理人の顧客で、この冬のFA市場はボラス代理人がコントロールすることになる。ブレグマンは2億ドルを超える可能性があり、アロンソは、フレディ・フリーマンの6年総額1億6200万ドル、ポール・ゴールドシュミットの5年総額1億3000万ドルの間に収まりそうだ。

 最後に4000万ドルから8000万ドルの契約を得る選手。先発投手ではメッツのルイス・セべリーノ、レッドソックスのニック・ピべッタ、アストロズの菊池雄星、レンジャーズのネーサン・イオバルディ、メッツのショーン・マナイア。リリーフ投手ではフィリーズのジェフ・ホフマン、パドレスのタナー・スコット、ヤンキースのクレイ・ホームズ、フィリーズのカルロス・エステベスだ。パワーヒッターではダイヤモンドバックスのクリスチャン・ウォーカー一塁手、オリオールズのアンソニー・サンタンダー外野手、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手である。

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