【甲子園】青森山田 初の決勝進出ならず悔し涙、2点先取も…救援のエース関が3失点で逆転負け

2024年08月21日 12:13

野球

【甲子園】青森山田 初の決勝進出ならず悔し涙、2点先取も…救援のエース関が3失点で逆転負け
<青森山田・京都国際>決勝進出を逃し涙する青森山田ナイン (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第13日・準決勝   青森山田 2―3 京都国際 ( 2024年8月21日    甲子園 )】 青森山田(青森)が2―3で京都国際(京都)に惜敗し、春夏通じて初となる決勝進出はならなかった。
 今春選抜の初戦でサヨナラ勝ちした京都国際と再戦となったが、リベンジを許し、悔し涙を流した。

 初回1死一、二塁から4番・原田純希(3年)の右中間適時二塁打で先制。さらに1死二、三塁から吉川勇大(3年)の中犠飛で加点した。しかし、2回以降は、好機にあと1本が出ず、1点を追う9回は無死から四球で走者を出したが、併殺で2死となり、反撃はならなかった。

 先発の背番号11の右腕・下山大昂(2年)は、内外角を丁寧につき打たせて取る投球を展開。初回2死二塁では、4番・藤本陽毅主将(3年)を内角直球で捕ゴロ、その後も走者を背負いながら要所を締めて5回を無失点に抑えた。6回からは、プロ注目の最速152キロ右腕・青森山田の関浩一郎(3年)がマウンドに上がった。しかし、6回に3安打を集中されて3失点して逆転を許した。7回以降はスコアボードbに「0」を並べたが、打線がビハインドをはね返せなかった。

 試合後、兜森崇朗監督は「選手はよく頑張ってくれました。もう1試合やりたかったけれども仕方がありませんね」と話し始め、「試合にはいい形で入っていけました。クーリングタイム明けに関に代えて、なかなか入りがうまくいかなかったけれども、我慢の投球をしてくれた。その中でリードされてチームが浮足立ってしまった。1点を争う展開で最後は支持が徹底できず、併殺になってしまった。相手の方が上だった。最後、勝たせてあげることができず申し訳ない」と話した。

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