広島・森下 “投のGキラー”8連勝で2年ぶり10勝到達も反省 「粘り強く投げられなかった」

2024年08月21日 05:45

野球

広島・森下 “投のGキラー”8連勝で2年ぶり10勝到達も反省 「粘り強く投げられなかった」
<巨・広>8回、小園の適時打で生還した秋山(左)を迎える森下(撮影・西川 祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島8―3巨人 ( 2024年8月20日    東京D )】 広島・森下は「みんなが打ってくれたので今回は勝たせてもらってよかった…という感じ」と感謝した。2年ぶり3度目の10勝に自己最速の登板17試合目で到達。「点を取ってもらって粘り強く投げられなかった。今日は本当に仕事ができなかった。次は同じことをしないように」。巨人との天王山3連戦の先陣を任され、勝ちきった事実が大きい。
 台風の影響で中9日が空いた影響か、初回以外は毎回走者を背負う苦しい内容。2回は岡本和に浮いたチェンジアップを左翼席へ被弾し、4回は浅野に右越え適時三塁打を浴びた。逆球も多く、5回99球を要し、8安打を浴びた。5回降板は5失点で敗戦投手になった6月12日の西武戦以来、今季2度目。3失点にとどめ、新井監督からも「調子がいいということではなかったけど、粘りながら、よく投げてくれた」とねぎらわれた。

 打順は過去4試合の8番から9番へ戻った。4回無死一、二塁では初球のバントファウルなどで追い込まれ、4球目にバスターに切り替え。たたきつけた遊撃内野安打で無死満塁へ好機を広げて一挙5得点を呼んだ。「バントを決めないといけない場面で失敗した。たまたま、ああいう形になったけど、役割は果たせた」。22年に並ぶ自己最多11安打目も光った。

 10勝で完結した20、22年と違って、まだ8月後半。実りの秋を控え、「まだ試合数は残っている。もっともっと大事な試合が増えてくると思う。いい仕事ができるように」と自己最高の到達点を見据えた。

 ○…森下(広)は巨人戦通算9勝3敗で、21年10月10日から8連勝。広島投手の巨人戦連勝では、95~97年の山内泰幸の10連勝に次ぐ単独2位の記録になった。なお、山内は先発勝利と救援勝利が5勝ずつの10連勝。森下のすべて先発で8連勝は、03~05年黒田博樹の先発7連勝を抜く球団最長。

 ○…シーズン10勝目は2年ぶり3度目のキャリアハイ。今季登板17試合目で、過去2度の20年18試合目、22年21試合目を抜く自身最速到達となった。

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