巨人逆転Vに欠かせない重要なピース高梨雄平 防御率改善の背景にあった衝撃「めっちゃリアルだった」

2024年09月02日 16:08

野球

巨人逆転Vに欠かせない重要なピース高梨雄平 防御率改善の背景にあった衝撃「めっちゃリアルだった」
巨人・高梨 Photo By スポニチ
 巨人リリーフ陣を支える8年目左腕・高梨雄平投手(32)が1日に放送された日本テレビ「Going!Sports&News」(土曜&日曜後11・55)にVTR出演。番組で公開した自宅で得意の料理をつくりながら、昨季4.19だった防御率が今季ここまで2.48と劇的に改善された“背景”を明かした。
 高梨は8月25日の中日戦(東京D)で先発右腕・菅野の降板を受けて2―0の8回1死から2番手としてマウンドに上がり、2/3回を無安打無失点にピシャリ。チームの勝利に貢献するとともに2017年の楽天新人時代から8年連続40試合以上登板という史上10人目の快挙を成し遂げた。

 現在、首位・広島を0.5ゲーム差で追う巨人の逆転優勝に向けて欠かせない戦力。今季も何度となく見事な火消しぶりを披露し、チームのピンチを救ってきた。

 そんな高梨だが、昨季は55試合に登板するも防御率は4.19。自身初の4点台となる自己ワーストの数字だった。

 そして、悔しさが募っているところに届いたのが、2学年上で、ともに巨人リリーフ陣を支えてきた現日本ハムの鍵谷陽平投手(33)が受けた戦力外通告だった。

 「めっちゃリアルだったからね…。こんな感じで鍵谷さん…」。

 年齢が近く、常にそばにいた先輩が急にいなくなることを改めて実感。2年前に結婚した妻・恋奈(れんな)さんが「ほんっと落ち込んでたよね。終活について一晩中話してた」と声をかけると、高梨は「常に終わりは考えているけどね、俺は。それを毎年修正していく作業をしているから」と落ち着いた口調で返す場面もあった。

 ただでさえ、冷水を口にすると「のどの筋肉がきゅっと」して肩まわりにも異常が出てしまうと感じるため水は常温で飲むことを心がけ、念入りな柔軟体操を欠かさない“こだわり”を持つプロフェッショナル。

 危機感から練習にもより一層の力が入り、恋奈さんは「練習量が凄い増えている気がする。めっちゃ朝早い日が多いから、気合は入っているんだろうなって」と証言した。

 そんな陰の努力もあって今季はここまで防御率2.48と大幅に改善。高梨の奮闘は、チームだけでなくファンにとっても心強いものになっている。

 

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