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ヤクルト・村上 青木は「本当に特別な人」引退表明会見で涙のち26号V弾「今日は特別な日だと思って…」

2024年09月13日 21:15

野球

ヤクルト・村上 青木は「本当に特別な人」引退表明会見で涙のち26号V弾「今日は特別な日だと思って…」
<ヤ・巨>ファンにあいさつする村上(右)と山野(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト7―2巨人 ( 2024年9月13日    神宮 )】 ヤクルトが先発野手全員安打で首位・巨人に快勝した。村上宗隆内野手(24)が初回に決勝打となる26号先制3ラン。投げては先発の山野太一投手(25)が5回まで無安打投球の力投。8回2失点で今季2勝目(3敗)を挙げた。
 試合前に行われた“ミスタースワローズ”青木の引退表明会見。その席に花束贈呈でサプライズ登場した村上は、花束を渡し言葉を交わすと涙があふれ、青木ももらい泣きした。

 チームの未来を託された若き4番が、決意を胸に打席に立った初回だった。相手先発右腕・山崎伊が投じた3球目の148キロ、真ん中に入って来た直球を看破気に捉えると、打球はバックスクリーン右横上段に。確信歩きの2戦ぶりとなる26号先制3ラン。青木への感謝の一発となった。

 青木さんのために――。チーム一丸となり勝利をつかみ取った一戦。お立ち台に立った村上は初回の会心の一発に「先制点が欲しかったんで、先制点を挙げることができて良かったです。久々に完璧に捉えることができました」と語り汗を拭った。そして「今日、青木さんがね、引退会見をされてましたし…僕らも、山野さん含めて今(試合に)出てる自主トレメンバーもお世話になりましたし、今日は特別な日だと僕らも思っていましたし、何とか勝ちたいなという思いでやったので先制点が取れて凄くうれしかったです」と熱い思いを語った。

 村上にとって青木とは――。その問いかけには「本当にプロに入って一から野球というものを教えていただきましたし、本当に特別な人ですし感謝しています」と素直な思いを吐露。そして最後に神宮のファンに向かって真っすぐと前を向いて宣言した。

 「今日も暑い中、熱い声援をありがとうございます。今後、1試合でも多くたくさんの皆さんに僕のホームランで勇気が付いていただければなと思いますし、スワローズの勝利でまたあした頑張ろうと生きる勇気を与え続けられたら僕はうれしいので、もっともっとたくさんの皆さんに勇気と希望を僕自身も与えられるように頑張りたいなと思います!今後とも応援よろしくお願いします!」

 青木から受け取ったスワローズ魂が詰まった、村上の気持ちを新たにしたファンへのメッセージとなった。

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