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ソフトバンク・城所収二氏は動作解析のプロフェッショナル 論文を片手に常にアップデートを欠かさない

2024年10月01日 05:00

野球

ソフトバンク・城所収二氏は動作解析のプロフェッショナル 論文を片手に常にアップデートを欠かさない
城所収二氏 Photo By スポニチ
 体の動きを力学的に解析するバイオメカニクスのプロフェッショナルが筑後市のファーム施設にいる。早大大学院でスポーツ科学の博士号を取得した城所収二氏(38、写真)だ。データサイエンスコーディネーター補佐兼R&Dチーフ博士として強化に携わり5年目。動作解析を生かして1軍でも頭角を現す石塚を筆頭に「だいぶ選手に浸透してきたと思います」と手応えを得ている。
 同大学院を卒業後には「国立スポーツ科学センター(JISS)」で勤務し、卓球やスノーボードを担当。元高校球児で「野球と似ているところが(卓球には)多くてのめり込んだ」と振り返る。5年間勤務し、動作解析の強化を進めていたソフトバンクから声がかかり「やりがいがある」と飛び込んだ。今季から通算1108安打の長谷川勇也さんもスタッフに加入。ドリルを実践してもらい「選手が何を感じているか、つぶさに感じてくれる」と感謝する。

 バイオメカニクスの世界は日進月歩だという。「一番は論文を読むこと」とアップデートにも余念がない。

 ◇城所 収二(きどころ・しゅうじ)1985年(昭60)12月20日生まれ、愛知県出身の38歳。野球は小学校から高校の新城東までプレー。中京大、中京大大学院、早大大学院と進み、ソフトバンクには入団5年目。

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