×

広島・田村「(CSに)出たい」 逆転進出へカギを握る若武者 DeNAとの直接対決で勝利を決める一打を

2024年10月01日 05:00

野球

広島・田村「(CSに)出たい」 逆転進出へカギを握る若武者 DeNAとの直接対決で勝利を決める一打を
広島・田村俊介 Photo By スポニチ
 逆転でクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す広島は1日、2ゲーム差で追う3位・DeNAと敵地で直接対決に臨む。シーズン最終盤でスタメン出場を続ける田村俊介外野手(21)も、自身初体験となる決戦の舞台へ意欲満々。「出たい。勝ちに貢献できるように、思い切ってやりたい」と強調し、攻守に攻めのプレーを誓った。
 3割超の打率をマークし、ブレーク途上だった1年前の9月が悔しい。敵地であった17日の中日戦で投球を左手の小指付近に受け、無念の負傷交代。左小指中手骨骨折の診断で翌18日に出場選手登録を抹消され、CSを経験することなく田村の1年は終わった。

 「一番は(CSに)出たいですけど、一試合一試合が大事。自分も勝ちに貢献できるように、思い切ってやりたいと思います」

 1日からチームは今季最後の関東遠征3連戦。初戦は逆転でのCS進出を懸け、2ゲーム差で追う3位・DeNAと直接対決だ。その勝敗が持つ意味や重要性を分かっているからこそ、田村は言葉に力を込める。ここ4試合は続けて先発出場しており、責任もある。

 「出してもらっているので、良い結果で応えたい。28日の1打席目は走者を進められなくて悔しかった。しっかりこなせるように練習しないといけないな…と思っています」

 目前で胴上げを許した9月28日の巨人戦。先頭の坂倉が右中間二塁打を放った2回、田村は菅野に手玉に取られ、左飛を打つのが精いっぱいで走者を進めるチーム打撃ができなかった。試合後は、歓喜に沸く相手の姿をまぶたに焼き付けたという。

 「めちゃくちゃ悔しかった。8月まで争っていたチームだし、自分も、今年は上がったり下がったりで安定しなかったので…」

 3年目の今季は、3月29日のDeNA戦で開幕初先発を果たしたものの、自慢の打撃で低迷。抹消と登録を繰り返し、打率1割台に甘んじる。それでも26日のヤクルト戦では2安打をマーク。「打席には考えを整理し、ひと呼吸置いて自分の間で入るように」夏場から工夫し、本来の姿を取り戻しつつある。

 「受け身になって失敗すると、悔しい気持ちで終わるし、後々に後悔する。たとえ失敗しても攻めた方が次につながると思うので、今はそういう気持ちでやっています」

 次代を担う左のスラッガー。自身初となるCS出場へ、攻守に攻めてチームの勝利に貢献する意気込みだ。

おすすめテーマ

野球の2024年10月01日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム