俳優の内博貴(37)が11日、ヒューリックホール東京で9日に開幕した「日本昔ばなし 太宰治原作 お伽草紙より 舞台版『舌切雀』」の取材会に参加した。太宰が自身の生きざまを織り交ぜながら夫婦の内に秘めた愛情を描いた「舌切雀」が題材。内は太宰役で、舞台で演じるのは3回目。「これまでとお話も立ち位置も違うが、僕の中の太宰さん像は崩さずにできているかな」と語った。同所で18日まで上演。
本公演の売り上げの一部は能登半島地震の被災地支援へ寄付される予定。幼少期に阪神大震災を経験した内は「僕自身も地震の怖さを凄く分かっている。復興もまだまだだと思うし、その中で作品を通して少しでもエールを送れたら」と被災地への思いを明かした。