青井実アナ 新天地・フジ報道番組会見で異例の謝罪 NHK時代の服務規程違反「おわび申し上げたい」

2024年03月23日 05:00

芸能

青井実アナ 新天地・フジ報道番組会見で異例の謝罪 NHK時代の服務規程違反「おわび申し上げたい」
報道陣に向かって頭を下げる青井実アナウンサー(撮影・小渕 日向子 Photo By スポニチ
 元NHKの青井実アナウンサー(43)が22日、都内で、4月1日からメインキャスターに就任するフジテレビの報道番組「Live News イット!」(月~金曜後3・45)の会見を行った。新天地での活躍を誓う一方、本紙報道で分かったNHKでのトラブルについて謝罪する異例の会見となった。
 青井アナはやや緊張した面持ちで登場。開口一番「まさか私がお台場でこのような機会を頂けるとは」とあいさつ。続けて「前職の番組を途中で離れてしまったこと、私の家族の一連の報道で心配やご迷惑をおかけしたこと、この場を借りておわび申し上げたい」と頭を下げた。

 青井アナは03年にNHKに入局。「NHKニュース7」や「ニュースウオッチ9」など人気ニュース番組に出演してきたが今年1月、自らの申し出で「ニュースウオッチ9」を降板し、同局を退局した。

 祖父は丸井創業者という“華麗なる一族”でも知られる。親族が経営する関連会社の役員に名を連ねており、スポニチ本紙の取材では、そのうちの1社から役員報酬を受けた。NHKの服務準則では、副業には上司の許可が必要だったため、厳重注意された。

 公の場で騒動について語るのは、この日が初めて。改めて自身の口で事実関係について説明した上で「21年間勤めたNHKの皆さまにあいさつができなかったことが悔やまれていた。私を育てていただき本当にありがとうございます」と古巣への感謝も述べた。

 4月からは、フジテレビの“夕方の顔”として熾烈(しれつ)な夕方ニュースの視聴率戦争に殴り込みをかける。NHKでは新番組「午後LIVE ニュースーン」が立ち上がるが、「ライバルではなく、一緒に放送業界を盛り上げる仲間だと思っている」と語った。公共放送から民放へと活躍の場を移すことになり「“いったんCMです”とか言ったことがない」と苦笑。それでも「40を過ぎた青井実が頑張っているぞ、というところを見ていただければ」と決意表明した。

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