漫画家・浅野いにお氏 代表作「おやすみプンプン」お蔵入りの可能性!?「編集長が違ったら…」
2024年03月23日 18:38
芸能
大人気マンガ「タッチ」の編集をやっていた編集長で、「達也と和也、途中で主人公がチェンジする。その時にめちゃくちゃクレームの電話が来た。それのトラウマがあったから、主人公を殺すっていうのは演出的には良いけど、漫画家として一回きりだぞ」と念を押されたと明かした。
浅野氏の代表作「おやすみプンプン」は、主人公の“プンプン”だけひよこの落書きのように描かれていて、それ以外のキャラクターは普通の人間。
「表現として攻めた感じの内容」で、浅野が「壊れた」と感じた編集長に再び呼び出されたが、浅野が作品の狙いを説明すると「面白いモノはもちろん載せる。つまらないモノは載せない。よく分からないやつはとりあえず載せる」と納得してくれたという。
「それがあったから、僕の作品は世に出た。編集長が違ったら、それの連載自体が存在しなかった可能性がある」としみじみ。「理解者がいるかいないかで結構、枝分かれすると思う」と感謝を伝えた。