「ふてほど」磯山晶氏、ネトフリと契約 一作目は“盟友”クドカンとタッグ!「オリジナル作品を企画中」

2024年07月11日 15:02

芸能

「ふてほど」磯山晶氏、ネトフリと契約 一作目は“盟友”クドカンとタッグ!「オリジナル作品を企画中」
NetflixJapan公式X(@NetflixJP)から
 米国のコンテンツ・プラットフォーム「Netflix」が11日、日本公式SNSを通じ、6月にTBSを退社した磯山晶プロデューサー(56)と5年契約を結んだことを発表した。磯山氏は今年1月から3月まで放送されたTBSドラマ「不適切にもほどがある!」などを手掛け、ヒットメーカーとして知られており、新たな挑戦へ「本当に楽しみ」と意気込みを語った。
 Netflixは磯山氏の写真とともに「5年間に渡り、磯山晶と新作シリーズ・映画を複数製作し、独占配信します!」とSNSを通じて発表した。

 磯山氏といえば、 今春に社会現象を巻き起こしたTBS「不適切にもほどがある!」が記憶に新しい。同作の脚本を手掛けた宮藤官九郎氏とは数多くの作品をともにつくりあげた“盟友”。磯山氏プロデュース、宮藤官九郎脚本のタッグは「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「木更津キャッツアイ」(02年)、「タイガー&ドラゴン」(05年)、「ごめんね青春」(14年)など、数多くのヒット作を生み出している。

 磯山氏と宮藤氏の出会いは、99年に6作品が放送されたTBSの深夜ドラマ「コワイ童話」シリーズ(1話30分、4話完結)の「親ゆび姫」(9~10月)。いわば若手プロデューサーと若手脚本家の“発掘枠”で、当時入社10年目の磯山氏は「人魚姫」に続き「親ゆび姫」を企画。脚本家を探していたところ、「大人計画」の長坂まき子社長から宮藤氏を紹介された。

 「大人計画」は松尾スズキ氏が88年に旗揚げ。97年に“演劇界の芥川賞”と呼ばれる第41回岸田國士戯曲賞に輝き、押しも押されもせぬ人気劇団となった。宮藤氏は91年から参加。磯山氏と初タッグを組む前、執筆したテレビドラマ脚本は数本だった。

 00年「悪いオンナ」シリーズ(1話30分、4話完結)の「占っちゃうぞ」を経て、同年4月期のヒット作「池袋ウエストゲートパーク」(金曜午後9時枠)が誕生。“名タッグ”としてドラマ界をけん引した。

 Netflixでの初作品は「オリジナル」になる。同社は「一作目は脚本家・宮藤官九郎と企画中」と明かした。

 地上波ヒットメーカーの新たな挑戦。磯山氏は「Netflixには、シリアスなドラマや重い題材のドキュメンタリーなど、世界中から集まった興味深い作品がたくさんありますが、そのラインナップの中に、観た人がつい笑ってしまうような、元気が出るような作品を日本から届けたい、という思いで、今回のお話をお受けしました。また、サムライ・芸者・富士山という従来の日本のイメージではなく、現代のリアルな日本を海外にお見せしたいという気持ちもあります」と展望を告白。

 「テクノロジーの発展により、国や文化の壁を超えて自由度が上がり、日本独自の商習慣も改善されてきている一方で、多くの人が生きづらさを感じている、“今”を反映した、明るくヒューマンな作品を作りたい。そしてドラマを作る楽しさと意義を、これからも突き詰めていきたい。と思った時、Netflixと一緒にやることが自然だと思えました」と意図を明かし「世界同時配信というフォーマットや、作品制作に関わるリソースなど、これまで地上波のプロデューサーとして働いてきた私にとってはすべてが新しい挑戦ですが、日々の新しい発見に喜びつつ、今後の作品をNetflixと一緒にお届けすることを本当に楽しみにしています」と期待を込めた。

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