米宇宙船が帰還できず1カ月 野口聡一氏が現状解説「エンジンが一部、動かない状態」「念には念を」

2024年07月11日 19:38

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米宇宙船が帰還できず1カ月 野口聡一氏が現状解説「エンジンが一部、動かない状態」「念には念を」
野口聡一さん Photo By スポニチ
 宇宙飛行士の野口聡一氏(59)が、11日放送のフジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)の取材に答え、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士2人が帰還できなくなっていることについて解説した。
 宇宙飛行士のバッチ・ウィルモアさん、スニ・ウィリアムズさんは先月5日、米フロリダ州から米ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」に搭乗し、宇宙へ出発。同6日にISSへ到着した。

 当初の滞在予定は1週間だったが、装置の不具合で地球への帰還ができない状態に陥り、滞在5週目に入った。米航空宇宙局(NASA)によると、帰還の日時は決まっておらず、早くても今月中旬以降になるという。

 3年前にISSに滞在した経験がある野口氏は、「ISS自体は広い空間ですし、食べ物とか予備の物資があるので、1週間の予定が1カ月になること自体はそれほど問題はないと思います」と解説した。

 現在のトラブルについて、野口氏は「宇宙船、船としては問題ないんですけど、地球に戻る時に姿勢を一定に保つためのスラスターというエンジンが一部、動かない状態で、無事に帰れるかどうかというのを確認しているということですね」と解説。「念には念を入れて確認しているということだと思います」とした。

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