浅田真央さん「人生で1番緊張」した演技は…「緊張が恐怖に変わってしまった」五輪振り返る

2024年07月28日 13:54

芸能

浅田真央さん「人生で1番緊張」した演技は…「緊張が恐怖に変わってしまった」五輪振り返る
トークショーで笑顔の浅田真央(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん(33)が28日、都内で行われた「スペシャルトークショー」に出席。人生で1番緊張した演技について語り、五輪の舞台を振り返った。
 「天才少女」として注目を集め、2度の五輪出場。華麗なる記録を残し、世界中のファンの記憶にも残っている浅田さんは、フィギュアスケートの人気をけん引してきた。

 過去の大会で1番緊張した演技は「ソチ五輪のSP」と振り返る。五輪はアスリートにとって夢の舞台。浅田さんにとっても子供の頃から出たいと思っていた憧れの場所だった。思いが強いがゆえ、初出場した時は「今までにないぐらいの緊張をした」という。

 だだ、その緊張をも力に変えていた浅田さん。「本番は緊張しないといけないと思っている。緊張しないと自分のパフォーマンスが発揮できない」と自身を奮い立たせた。

 ソチ五輪では2大会連続メダルの期待がかかっていたが、まさかのSP16位発進。「緊張の度合いがいきすぎてしまって。それがコントロールできなかったりとか、緊張が恐怖に変わってしまったり…」と当時の心境を回顧。「今までにない緊張をしてたのを覚えています」と赤裸々に語った。

 まさかの結果も「“逆に吹っ切れて失敗してもいいや。思い切っていくしかない”という気持ちになれた」と浅田さん。気持ちを切り替え、次の日のフリーはノーミスの演技。持ち前の演技力と表現力、そして最後に流した涙は世界中のファンを魅了した。

 そんな浅田さんだが「今でもちょっとの精神状態や考えで滑りが大きく変わる」と課題は山積み。「フィギュアスケートって深いな」とほほえみながら、現状に満足せず進化を続けていく。

 2017年、競技生活を引退した後は、フィギュアスケーターとしてアイスショーを開催しながら、様々な形でスケートの魅力を届けている。

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