元競泳エース・萩原智子さん アスリートへの誹謗中傷に警鐘「言葉を発する前に考えてみませんか」

2024年07月28日 15:19

芸能

元競泳エース・萩原智子さん アスリートへの誹謗中傷に警鐘「言葉を発する前に考えてみませんか」
萩原智子さん Photo By スポニチ
 元競泳女子で00年シドニー五輪代表の萩原智子さん(44)が28日、自身のX(旧ツイッター)を更新。パリ五輪に臨むアスリートに向けての心ない言葉に対して、警鐘を鳴らした。
 萩原さんは「パリオリンピックが始まり、私のSNSにも心無い言葉が届いています。私自身の気持ちを伝えさせてください」と書き出すと「パリオリンピック…沢山の方々に応援していただき、元アスリートとして嬉しく思います。ありがとうございます」とまずはアスリートへの応援の言葉に感謝をつづった。

 続けて「応援の仕方は十人十色…私は2000年シドニー五輪で4位。悔しくて情けなくてドン底のまま帰国した時、“国の税金使って行ってるのにメダルの1つや2つ取ってこれなくてどうするんだ”と初対面の方に言われました。突き刺さる言葉に心が壊れましたが、それ以上に多くの温かい言葉に救われ、私は今、生きていられます」と、かつてシドニー五輪に臨んだ際に自身が浴びせられた心ない言葉を振り返った。

 そして「決勝に立てるのはひと握り…そしてメダルを獲得できるのはほんのひと握り。結果が出なくて1番悔しいのは、アスリート本人です…アスリートは目標に向かって必死でチャレンジしています。結果が出なくてもいいや…なんて思っているアスリートはいないんです。不安や怖さを乗り越え、世界の舞台でチャレンジしているアスリート達に拍手を送ってあげたい…私はそう思います」とし「立場が逆だったらどうなんだろうか、と、言葉を発する前に少しだけ考えてみませんか?」と呼びかけた。

 この投稿にフォロワーからは「応援の力が選手を後押しする」「「結果が出なかった時こそ応援したくなります」「心ない言葉を投げかける人たちのことは気にしないで」「オリンピックの舞台に立つだけでも素晴らしい」「とても勇気のいる行動ありがとうございます」「その通りだと思います」「全面的に賛成します」などの声が寄せられた。

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