橋下徹氏 維新の兵庫県知事に対する対応に「告発つぶしの対応が問題だと論点設定をやり直すしかない」

2024年08月28日 13:53

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橋下徹氏 維新の兵庫県知事に対する対応に「告発つぶしの対応が問題だと論点設定をやり直すしかない」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が28日、自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事(46)を巡る疑惑告発文書問題についての日本維新の会の対応を批判した。
 斎藤氏は、2021年の兵庫県知事選で自民党と維新の推薦を受けて当選した。維新の吉村洋文大阪府知事は27日、斎藤氏に対し、県議会調査特別委員会(百条委員会)での答弁次第で、維新として不信任決議案を提出する可能性を示唆した。県議団の意見を最大限尊重するとした上で、提出は「当然あり得る」と府庁で記者団に述べた。疑惑を巡るこれまでの斎藤氏の説明が不十分との認識も示した。

 維新は疑惑解明を優先する立場だった。吉村氏は「そこは変わらない」と強調しつつ、現職首長が初めて敗北した25日の大阪府箕面市長選がきっかけだと認めた。党内外で斎藤氏への批判が高まる状況を踏まえ、事実上方針転換した形。

 百条委は30日、斎藤氏への尋問を公開で実施する予定。維新の馬場伸幸代表は、尋問後に幹部らで党の対応を協議するとしている。吉村氏は斎藤氏がこれまでの主張を繰り返す限り、説明責任を果たしたとは見なさないと明言した。県議団の対応については、不信任案のほか辞職勧告決議案もあるとして「県議団の意見が重要だ」と語った。

 橋下氏は、「維新吉村氏、辞職要求『あり得る』 兵庫知事問題、静観姿勢から一転」と題された記事を引用し、「パワハラ・おねだりの事実解明が先決という維新の方針で袋小路に陥っている。30日はパワハラについての斎藤さんの尋問。ここでは事実は何ら解明されない」とつづった。

 続く投稿では「9月6日に告発職員への対応についての斎藤さんの尋問。ここでも見解の相違になる。ゆえに維新の当初方針である事実解明先決主義では、維新が斎藤さんを擁護し続ける状態がずっと続く。ここは当初の事実解明先決主義が間違っていたことを素直に認めて、告発つぶしの対応が問題だと論点設定をやり直すしかない」と自身の考えを記した。

◇兵庫・斉藤知事告発文書の疑惑7項目
(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任
(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い
(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた
(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った
(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた
(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた
(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

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