田原総一朗氏 政治資金問題に言及 「大した問題じゃない。選挙と金の問題は法律が悪い」
2024年08月29日 16:24
芸能
総裁選では、政策の優劣以上に、党の状況が非常に危機的で解散総選挙は不可避となっているだけに「誰なら勝てるか、ということよ」とし、選挙の顔が誰になるかということが重要だと述べた。
また、岸田首相の総裁選不出馬につながった政治と金の問題について「僕は大した問題じゃないと思う、実は。選挙と金の問題は法律が悪い。アメリカやヨーロッパの法律にすればいい。要するに、(政治で)何に金がかかるかというと選挙区で有力者を説得するために、時間がかかるし。場所が必要。これは飲み食いなんですよ。アメリカ、ヨーロッパでは、飲み食いはある程度の限度まではOK。その代わり、全部透明にする。誰と、いくら、どこで。日本は飲み食いがアウト。全部裏金になる。日本でもアメリカ、ヨーロッパ並みにするべきだと言っている」と指摘した。
「裏金なんて大したことないのよ。だって自民党の政治家見たってそんなずるいやついないよ」と見解。さらに、裏金を差配する派閥が問題視されていることについて「大したことないよ。派閥は悪だというが、派閥がなければ党首の力が非常に強くなる。自民党内で論争が起きるのは、派閥があるから。だから、派閥はいいが、とにかく金は透明にしろということだ」と持論を展開した。
派閥の解散についても「みんな総裁選で、入れてくれと頼んで回るわけでしょ。結局、派閥つくってるようなもん」とバッサリ。さらに「問題は、誰が総裁になるかよりも、何をやらせたいか。何をやんなきゃいけないのかっていうのが一番大きな問題」と述べ、「日本の安全保障をアメリカに委ねている場合ではなくなった。主体性を構築しなきゃいけない。だけれど、総裁選では誰もそれを言おうとしない」とも加えた。