松田、メダル候補のエースまさか…またも予選敗退
2012年08月06日 06:00
五輪
「公式練習で調子が良かったので(10点を外す)失点の一つ一つにプレッシャーがあった」と松田。予選では8点も目立ち、岸高監督も「力みがあるのか苦しんでいた」と振り返る。同点が6人となった5発(10・9点満点)のシュートオフでは1、2発目と10点台を叩き出しながら、3発目がまさかの8・1点。「いろいろな思いを背負いながらでも、勝つのがアスリートですから」と天を仰いでいた。
スタンドの長男・侑大くん(14)、次男・康生くん(11)は「パパがんばれ」と書いたTシャツを着て、応援した。涙を流す康生くんの姿を見た松田は「北京では長男が泣いて、ロンドンでは次男が泣いて…。リオでは家族全員で笑いたい。射撃はやめられないし、4年間、何が足りなかったか考えていきたいです」と16年のリベンジを約束していた。