リオ五輪体操男子代表の内村航平(27=コナミスポーツ)、白井健三(19=日体大)ら5人が成田着の航空機で帰国し、集まった500人のファンや80人の報道陣に出迎えられた。団体と個人総合の2冠に輝いた内村は「3回目の五輪で一番欲しかったものを手に入れられた」と喜びを表現。空港には妻・千穂さんと2人の愛娘も姿を見せ、「メダルを見せられて良かった」と話した。
次戦は10月の全日本シニア選手権を予定しているが、10日の個人総合で痛めた腰の他にも「肩や首に痛みがきている」としばらくは体調回復を優先にする意向。「団体で金メダルを獲って東京五輪にバトンを渡すという目標は達成した。東京で僕がチームを引っ張ることはないが、僕なりに自分の道を行きたい」。しばしの休息を経て、キングは再び4年後に向かって歩み始める。