荒井の父・康行さん 激動の半日ホッ 亡き妻に報告
2016年08月21日 05:30
五輪
男子競歩５０キロで銅メダルを獲得した荒井の父・康行さん（６７）は「天国から地獄に落ちた感じ。天国に戻ることができて良かった」と激動の半日を振り返った。
１９日夜、長野県の北斎ホールで息子の３着ゴールを見届けると、親戚ら５人とスナックへ行き乾杯。「声援を送り続けて口の中がカラッカラ」とビールをゴクリ。ところが２０日午前１時すぎ、息子から４位のカナダ側が妨害で抗議していると電話が来た。その後、失格の判定。吉報が届いたのは３時半ごろ。再び息子からの電話だった。康行さんは、五輪出場を願いながら昨年１１月に亡くなった妻・繁美さん（享年６３）の仏壇に向かい「良かったな。銅が確定したよ」と報告した。
