ボルト、3冠の次は政界? ジャマイカ首相「彼が望む大臣になれる」
2016年08月21日 05:30
五輪
バトンをもらうのは日本のケンブリッジに先を越されたがボルトはすぐに加速。「走りだした瞬間、勝ったと思った。トラックでは自分を抜いてフィニッシュするやつはいない」とすぐにリードを奪って力の差を見せつけた。21日が30歳の誕生日。20代最後のレースでは五輪3大会連続の3冠を達成し、自身最後の五輪を締めくくった。
100メートル、200メートルを合わせて3大会連続3冠の偉業。カール・ルイス(米国)らに並び、陸上で歴代最多9個目の金メダルを獲得した。今後については「コーチにはならないがスポーツには関わっていたい」と発言。しかしすでにジャマイカの“国家プロジェクト”が動き始めている。
3月に就任したばかりのアンドリュー・ホルネス首相(43)は「ジャマイカの発展のために彼の名声と偉業を有効に使うことが大切」とコメント。「もし彼が受け入れてもらえるならどのポストでもあけておく。ウサイン・ボルトという人物は彼が望む大臣になれるのだ」と五輪で9個の金メダルを獲得した英雄に入閣を要請した。
偉業を成し遂げた希代のスプリンターはどこに第二の人生を見つけるのか?三十路を迎えるボルトの動向は再び世界の注目を集めることになりそうだ。