北朝鮮 金正恩氏のバッジ初登場 内部統率に自信 先代の威を借りる必要がなくなった?

2024年07月01日 05:30

社会

北朝鮮 金正恩氏のバッジ初登場 内部統率に自信 先代の威を借りる必要がなくなった?
北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会総会2日目の会議で党幹部が着用した、金正恩党総書記の肖像が描かれたバッジ=6月29日(朝鮮中央通信=共同)
 北朝鮮で29日に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会の2日目の会議で、党幹部が金正恩党総書記が描かれたバッジを着けていることが公式行事で初めて確認された。北朝鮮国営メディアが30日、写真を報じた。
 これまでは故金日成主席や故金正日総書記のバッジを着けていた。金正恩氏が内部統率に自信を深め、先代の威を借りる必要がなくなったためとの見方がある。

 韓国統一省は金正恩氏が1984年1月生まれとしており、今年40歳になったとされる。2011年末に事実上の最高指導者に就任してから10年余りが経過した。

 今年は4月の金日成氏の生誕記念日で「太陽節」の呼称を使わなくなるなど、先代の神格化を避ける動きが出ている。5月には、党幹部養成機関に金正恩氏を含む3代の最高指導者の肖像画が並べて掲げられたことも初めて確認された。

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