河辺&樋口 史上5人目五輪でトリプルアクセル成功へ着氷に手応え

2022年02月15日 05:30

フィギュアスケート

河辺&樋口 史上5人目五輪でトリプルアクセル成功へ着氷に手応え
樋口 Photo By スポニチ
 大技成功からスタートダッシュを決める。フィギュアスケート女子で初出場の樋口新葉(21=明大)と河辺愛菜(17=木下アカデミー)が公式練習で調整。それぞれSP、フリーともに組み込むトリプルアクセル(3回転半)を1度ずつクリーンに着氷して本番に備えた。3回転ルッツの確認を繰り返した河辺は「(ルッツより)アクセルの方が跳べるようになってきた…」とジョーク交じりに笑顔を見せた。
 五輪でトリプルアクセルを決めれば、女子では伊藤みどり、浅田真央、長洲未来(米国)、そして今大会の団体戦で成功させたワリエワ(ROC)に次ぐ史上5人目となる。樋口は昨年末の全日本選手権や五輪団体戦のSPでは大技を回避。だが、SPにも入れた昨年11月のオーストリア杯では79・73点をマーク。今季日本勢最高、世界3位の好記録だけに、奇麗に降りればスコアが大きく伸びる可能性を秘めている。

 2日に現地入りしてから徐々に成功率を上げてきた樋口は「やっと跳べるようになってきた」と手応えをつかんでおり、17歳の河辺も「ちょっと緊張しているけど、頑張りたいです」と初々しく抱負を語った。初の大舞台でも臆することなく演じきり、フリーへと弾みをつける。

 《好発進の鍵握る3A予定は7人》SPの予定構成でトリプルアクセルを組み込んでいるのは、樋口、河辺に加えワリエワ、アレクサンドラ・トルソワのROC2人、アリサ・リュウ(米国)、劉永(ユヨン)(韓国)ら7人となった。4回転時代を迎えた女子だが、規定で4回転を投入できないSPでは、トリプルアクセルが最難関技だ。好発進の鍵を握っている。

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